2023/03/02
上位対決、CL決戦、レヴィアダービー…「今後左右する1週間」に臨むドルトムント。

©︎IMAGO/Hartenfelser
年明けから9試合で9連勝。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、一時は9点差あった勝点を盛り返し、首位バイエルンと同じ勝点で2位につける、ボルシア・ドルトムント。これから迎える元指揮官ローゼ監督率いる強豪ライプツィヒ、続くCL16強チェルシーFCとのセカンドレグ、さらにはシャルケとの『レヴィアダービー』など、まさに大注目の1週間に向け、この勢いのまま邁進を続けていきたい。「前節後に皆で一緒に座って、これから今季の最重要局面を迎えると話し合っていたんだ。今後の行方が見えてくるだろう」とテルジッチ監督。
そして改めて今回のライプツィヒ戦に向けては「得点数や総走行距離など、すべてのパラメーターにおいて我々は、非常に似たチーム。我々としてはライプツィヒとの勝ち点差を広げていきたいと思っているし、逆に彼らもまた順位を上げていきたいと考えていることだろう。だから全力を尽くして勝利を目指す戦いとなるはずだ。これは確実に良い試合となるだろうね。そこで我々が勝者としてピッチを後にするには、相当のパフォーマンスをみせていかなくてはならないだろう」と語った。
なおそのローゼ監督就任直後の前半戦での戦いでは、ドルトムントは課題であるセットプレーから開始早々オルバンに先制弾を許し、最終的には0−3での完敗。「立ち上がりはかなり良かったのだが、その前のカウンターでうまく守れずに、セットプレーですぐに追いかける展開となった。それからあとはなかなか試合に入っていけなかった。ライプツィヒは常に中央をうまく封鎖して、とてもアグレッシブに対人戦で我々に襲いかかっていた。スピードと個々のクオリティをもった危険なチームだったよ」と回顧。
昨年の戦いをみても例えばグラードバッハ戦での2−4での敗戦など、似たようなチームから似たような結果があったことも指摘する。ただ今冬よりそこから明らかな改善も強調しており、「レヴァークーゼンもまた似た感じのチームだが、そこではかなりうまくいっていたね」と指揮官。「これをベースにしていって、これからはフィジカル面でのタフネスさをいかしながら、決定力を活用しつづけていきたいところだ。あとは失点さえ抑えられれば勝利の可能性は高まる。良い道を歩んでいるからね、このままいきたいよ」と付け加えている。
なお前節ホッフェンハイム戦では風邪で不在だったユリアン・リエルソンが復帰。また長期離脱組からもカリム・アデイェミ、ジュリアン・デュランヴィル、マテュー・モリー、ユスファ・ムココからも「リハビリにおいて次のステップに入った」と朗報も。モリーとデュランヴィルについては部分的にチーム練習にも組み込まれており、「あとはそこまで時間がかからないように期待している」という。「アデイェミは明日か明後日にでもボールを使った練習を再開する予定だ。次へのステップはリスクがないと判断した場合のみ。それがチェルシー戦に間に合うかシャルケ戦なのか、それ以降なのかはまだ予想できないがね」と言葉を続けた。