2023/03/08

ジョアン・フェリックスとチェルシー、CLドルトムント戦は来季をかけた試合に?

©︎Getty Images

 今冬にアトレティコ・マドリードから、レンタルにてチェルシーFCへと移籍した、ジョアン・フェリックス。これによって最も得をしているのは、どのサイドなのか?アトレティコは移籍後のリーグ戦8試合で、合計15得点をマークしている一方で、ジョアン・フェリックスはチェルシー加入から5試合で1得点のみにとどまっているところ。だがシメオネ監督とはあまりうまくいかなかったポルトガル代表FWだが、どうやらポッター監督との関係は良好のようで「彼のクオリティは明確だし、狭いスペースでボールを奪って、オフェンスでアクションをみせられる選手」と評価。「クロスバーを2度直撃しており、いいチャンスは確かにあったと擁護する。

 またデビュー戦ではいきなり退場処分を受けたということもあったが、それでも今はチェルシーの一員としての自覚が芽生えているようで、「あれからチームは僕に、本当にチームメイトであるという振る舞いをとってくれたんだ。みんなが後押ししてくれたことで対応しやすくなれたよ」とコメント。ドルトムントとの初戦でも絶好機を逃して黒星発進に繋げてしまったが、これから迎える2戦目では巻き返しをはかりたいところ。おそらくは来季のCL出場権獲得が、同選手の来季チェルシー残留に影響するようで、「誰もがこの大会でプレーしたいものさ」とジョアン・フェリックスもコメント。とりわけリーグ戦での状況を思えば、今回のドルトムント戦がその命運を分ける可能性ももっている。果たして3月17日の組み合わせ抽選会に名を連ねているのは、どちらか?

CL8強からは同リーグ同士の対決も

 なお16強にはブンデスリーガ、そしてプレミアリーグともに4クラブずつが残っており、ここからは特別シードが撤廃されることから、同じリーグ同士による対決の可能性がでてくる。2021年にチェルシーではチャンピオンズリーグの頂点に立っているが、逆にドルトムントにとっては8強突破を果たしたのは、ちょうど10年前となる2013年のロンドンでのCL決勝以来のこと。そのときには同じブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンの前に涙を飲んだ。

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