2023/04/04

ドルトムント:シュロッターベックが左大腿を負傷「しばらく」離脱へ

©︎IMAGO/Eibner

 週末に行われたバイエルン・ミュンヘンとのドイツ頂上決戦において、ボルシア・ドルトムントは首位の座を明け渡したのみならず、この試合で負傷したニコ・シュロッターベックを「しばらくの」間欠いてシーズンへと臨むことを余儀なくされた。この試合の終盤で足を引きずりながら交代していた同選手の表情からは、決して良い印象を得られる雰囲気ではなかったが、その悪い予感が的中する形でクラブ公式では、腱の部分を伴う筋損傷を抱えたことが月曜日に発表されている。

 昨夏にSCフライブルクから加入した左利きのセンターバックは、これまでの間でエディン・テルジッチ監督の下、絶対的な主力の選手の1人としてプレー。特に年明けからの快進撃における後継者の1人であり、今季公式戦37試合に出場して4得点をマーク。先日の代表戦期間ではドイツ代表としてプレーしていたものの、バイエルン戦の1週間前のペルー代表戦にて同じく左の大腿を負傷し途中交代を余儀なくされていた。

光明となったマレン、期待に応えられるか

 ただそのバイエルン戦で数少ない好材料となったのが、ドニエル・マレン。0−3という状況から後半開始より投入されたオランダ人アタッカーは、左サイドから果敢にドリブルを仕掛け危険なスルーパスも提供。3本のシュートを放つなどドルトムントの中で目立つ存在となっており、最終的には一矢報いる2−4となるゴールもファーサイドへ正確に沈めてみせた。

 だがそれでも移籍金およそ3000万ユーロで迎え入れられたその期待値には、今季26試合目で4得点目とあってはまだまだ応え切れたものではない。それでもテルジッチ監督は練習におけるマレンの決定力を評価しており、その期待にここのところは試合で垣間見せているところ。確かに昨季も6試合で5得点をあげるなど片鱗をみせた時期もあった。ただそれも11月と12月のみ。その後は2得点のみという結果に終わってしまったが・・・。

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