2023/04/12
ドルトムント:ドイツ代表MFユリアン・ブラントと2026年まで延長

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ボルシア・ドルトムントとの契約を2024年まで残していたユリアン・ブラントが、さらに2026年まで延長したことが発表された。これは中期的視点でのチームづくりの中心部分であるとしており、セバスチャン・ケールSDは「今冬に明かしていたように我々は今、段階的に人事を進めていく段階にきている。ユリアンとの契約はその第一歩だよ」と説明。2019年にレヴァークーゼンから加入した26歳は、それ以降はこれまでブンデス120試合に出場して23得点、23アシストをマーク。さらにCLでは27試合(3得点4アシスト)に出場している。
特に今シーズンは「非常に成長をみせている。特に守備面での集中が高まりを見せており、また定期的にアシストを決めたり、自らも得点を決めるなど輝きを解き放っているよ」とケールSDは称賛。負傷による離脱もある中で、ここあmで8得点4アシストと、チームで2番目の得点力を誇っているところだ。「ピッチ上では危険な場面をいち早く察知できる、テクニックと創造性に長けた彼は、まさにうちにとって貴重な存在となっている」
一方で今回の延長の決断について、ブラント自身は「率直にいって、自分にとっては適切なタイミングで、適切な場所にいるという感覚を持てることが、自分のキャリアにおいて最も重きを置く部分なんだ。それはこれからも変わることはないだろう。そしてこれからまた黒と黄色に身を包みさらにプレーしていく数年間を楽しみにしている。そして皆でともに大きなことを祝う日が必ず訪れると信じている」と語った。
ブラント「延長が目標だった」
またこの時期での延長になった理由については、「僕は基本的にこのような決断には時間をかけて、そして自分の感覚に耳を傾けようとするタイプなんだ。そのなかで今回クラブからの関心とても前向きなもので、いい話し合いが行われたんだ。そして僕たちは比較的早い段階でいい合意点を見出すことができたよ。もしも少しでも障壁を感じていれば”ストップ”が僕のなかでかかっていたはずだ。今はシーズンの重要な時期にさしかかっているから、また夏に話し合おうとね。でもその必要がなかったんだよ。」とブラント。
そして「交渉にあたって事前に何か具体的に想定していたわけでもなく」「どこに最高のオファーが提示されるのかをみるような馬鹿げたこともせず」、ドルトムントとは「ここで延長することが目標であることは比較的早い段階で明確になっていた」というブラント。「とても居心地よく過ごせているし、うまく調和している感覚がある。たしかにうまくいかない時期もあったけど、目標を果たせなかった責任は自分にも大きいんだ。今は要求に応えられるようになってきている」と説明。そして「もっと成長したいし、4年前の加入時と変わらず今も将来に向けての明確なビジョン 持っている」と述べ、今はリーグ優勝を目指して「最後までシーズンを盛り上げていくことが僕らの責務だ」と意気込みをみせている。