2023/04/16
ドルトムント茫然自失:2点差で60分数的優位、首位バイエルンドローのチャンスも生かせず

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土曜午後に行われた試合でバイエルン・ミュンヘンはTSGホッフェンハイムに足踏み、そしてボルシア・ドルトムントはVfBシュトゥットガルトを相手に2−0とリードした状態で、前半30分すぎからは数的優位の状態で試合を行うことができた。にもかかわらず勝ち点差で首位に並ぶこの絶好機を逃してしまったことは、バイエルンに大きな安堵と自分たちは非常に大きな失望を残す結果となってしまっている。
「もうなんと言っていいのかわららない。今シーズンでの最悪な経験は、以前のブレーメン戦での88分まで2点リードしながら追いつかれた、あの試合でもう経験済みになったと思っていた」と、試合後にエディン・テルジッチ監督はスカイに対してコメント。グレゴール・コーベルも「ハーフタイム後から、僕たちはかなりルーズになってしまい、守備面でおざなりになってしまった。数的不利に陥った相手に対して、これほどまで守備を固めてしまい最終ラインの部分でスペースを与えてしまうなど考えられない」と困惑した表情を浮かべた。
特に最後の最後での同点劇に場面については、テルジッチ監督も首を傾げており「フリーキックの際に完全に秩序が失われていた。ベリンガムを中心に右サイドでプレスをしかけていくのだが、中央からのサポートが得られていない。そしてサイドチェンジをされ混乱をきたし、左サイドバックが中央でプレスをかけているのに左にウィンガーが後ろで守っていたんだ。それでもクリバリが右足でクリアできていれば済んだのかもしれないが、しかし今日がデビュー戦だった彼はもっとも私がスケープゴートにしたくない選手だよ」と説明。「チームとして今日は大きなチャンスを逃してしまった。本当に残念な結果だよ。ハーフタイムにも改めて規律を失うとシュトゥットガルトが息を吹き返すと警告していたのだが」と肩を落とした。
「本当に私は(バイエルンもドロー)他の試合会場の結果になどメモくれていない。後半に私たちの中で起こってしまったこと・・・、最終的に我々はこの後半だけで本来は4度にわたって、数的不利にある相手からゴールネットを揺らされていたという事実だ。ただそのうちの1点については、なんとかギリギリでオフサイドとなっていたために、我々はむしろ幸運に恵まれて今回の結果になっているということ。この幸運さを実感するということ。それが今日の我々にとって、たった1つの大切なことなのだと思う」