2023/04/18

ドルトムントのケールSD「我々はブンデス優勝を目指している」

©︎IMAGO/Eibner

 ボルシア・ドルトムントのセバスチャン・ケールSDは、決して衝動的な行動を見せるタイプの人物ではない。それゆえに土曜日に行われたVfBシュトゥットガルト戦における敗戦の分析、議論を重ねた結果でのメディアに対する明確はメッセージは、それだけにより注目されるところ。そして一両日の沈黙の後にケールSDが口にした言葉は、改めて「我々はブンデスリーガを制したい」という意欲的なものだった。

 さらに地元紙ルール・ナハリヒテンに対して、同氏は「今シーズンではこの時点まできても、そこに非常に近いところまで来ている。それは何年ぶりかのことだよ。そして我々にはこの目標を達成するだけのクオリティが、確実に備わっているという確信ももっている」とコメント。また今後の日程としても6試合中4試合がホーム戦であり、残り2試合のアウェイ戦もボーフムやアウグスブルクという下位に低迷するチームであることもプラス材料となるはずだ。またこれまでドルトムントは苦境に立たされる度に、そこから力強く戻ってきたという自負もある。

 ただそのために何が必要であるのかについても、ケールSDは選手たちに対して明確な要求を述べた。「いま我々が必要としているもの。それは非常にいいトレーニングをこの1週間で行うということであり、そこでは怒りや絶対的な意欲、そして一丸となってゴールを死守するという気持ち、さらにはファンからのサポートも必要としている。」と説明。日曜日にはテルジッチ監督が選手たちとの対話を行い、そこでラストスパートに向けて「明確に」何が求められているかを伝えたという。「いい言葉だった。我々はまだチャンスを信じている。自分たち次第だけではない状況だとしても、プレッシャーはかけつづけていきたい」

 果たしてそこで週末のフランクフルト戦では、ファンたちの前でどのような戦いぶりをみせていくのか。特に注目ポイントはセンターバックであり、シュトゥットガルト戦ではマッツ・フメルスが風邪のために途中で交代。負傷離脱のニコ・シュロッターベックやニクラス・ズーレも不在の中でディフェンス面に乱れが生じてしまった。ただ現時点ではフメルス、そしてズーレについてもオプションとなる可能性はある。またそのシュトゥットガルト戦で途中出場するも流れを変えられず批判を浴び、今季までの契約延長にも陰を落とすことになった、主将マルコ・ロイスのリアクションにも注目だ。ケールSDは改めてこの試合が将来設計に影響を及ぼすわけではないことを強調。改めてこれから決まることであると強調しており、それはブンデスリーガの優勝争いにもいえることだろう。

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