2023/04/20

ドルトムント:CB事情が若干改善、フメルス回復。ズーレはまだ未定

©︎IMAGO/Sportfoto Rudel

 ボルシア・ドルトムントのセンターバックにおける状況は緩和している。土曜日に行われたVfBシュトゥットガルト戦にて、体調不良のためにハーフタイムで交代していたマッツ・フメルスは、その後の3失点で数的有利ながらまさかの同点劇を見守るしかなかったが、練習再開となり復調を果たしたことが明らかに。少なくともこれによりエムレ・ジャンと、センターバックを形成することは可能ということになる。

 それではニクラス・ズーレに関してはどうか?こちらは筋肉系の問題でシュトゥットガルト戦を欠場しており、これから徐々に負荷を増していきながら復帰時期を見極めていくことになるのだが、果たしてそれが今週末となるのかさらにもう1週間様子見となるかは、現時点においては不明だ。ちなみにニコ・シュロッターベック(筋損傷と腱損傷)は先週より練習場に復帰、4月末の復帰を目指している。

シグナル・イドゥナのCEOがコレオに激怒

 その一方でウニオン・ベルリン戦でファンが掲げた、あるコレオグラフィが話題となっている。それは「ずっとヴェストファーレン・シュタディオン」という横断幕であり、これに命名権をもつ保険会社シグナル・イドゥナのウルリヒ・ライターマンCEOが激怒。地元紙ルール・ナハリヒテンに対して「長年クラブを支え、1セントでも値上がりを希望していないような時に、我々はクラブに寄り添ってきた。だからこれは受け入れられるものではない」とコメント。

 「こういうことがメディアに与える影響を過小評価などできない、我々にとっては迷惑行為にすぎない」とし、「私たちの条件を受け入れてもらいたい。少なくとも2031年まではシグナル・イドゥナ・パークなのだ。互いの利害を考慮した、経緯あるアプローチを期待したい。もう50年前のようにはもはやサッカーはいかなくなっている」と理解を求めた。ただ確かなことは今回の同氏の反応によって、この話題がさらにヒートアップしてしまったということだろう。

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