2023/04/20

ドルトムント:フメルス、ズーレ、シュロッターベック全CBが復帰の可能性

©︎IMAGO/Nordphoto

 木曜日に行われたプレスカンファレンスにてボルシア・ドルトムントのエディン・テルジッチ監督は、トーマス・ムニエの負傷について問われた際にちょうどメディア関係者の携帯が床に落ち、「そうだね、携帯電話が、ちょうど足を直撃してしまったから」と冗談で笑いを誘った。ただ10月から負傷のために2試合のみの出場にとどまっているベルギー人DFは、土曜日に行われたセカンドチームでの試合前のウォーミング中に内転勤を痛めており、「これから1・2週間は離脱することになるだろうね」と指揮官。さらに今冬に加入した16歳の新戦力、ジュリアン・デュランヴィルが離脱、「火曜日の練習中に膝を少し捻った」というアンソニー・モデストも疑問符がつくものの、しかしながら懸念材料であったセンターバックについては一気に解消となる可能性があるようだ。

 シュトゥットガルト戦では体調不良のためにハーフタイムで退いていたマッツ・フメルスはすでに回復、さらに筋肉系の問題を抱えていたニクラス・ズーレの復帰も期待されており、さらに本来は4月終わりの復帰を視野に入れていたニコ・シュロッターベックも、筋損傷と腱損傷からこの試合でカムバックする見込みだという。「ニコとニクラスは共に練習の負荷を増してきている。昨日の練習からどういう反応が今日どうみられるか。それをみていくことになるよ。とにかくリスクは最小限にとどめないとね。その上で今は全員がオプションとなる可能性があるんだ」

テルジッチ監督「我々にはまだ6試合ある」

 前節の試合ではバイエルンに勝ち点で追いつく絶好のチャンスで、下位争いを展開するシュトゥットガルトに2−0とリードを奪い、さらに40分すぎからは数的有利となったものの、後半で3失点を喫するなど守備陣が崩壊。2度も追い付かれての痛み分けを演じており、試合後にはいつになく感情を露わに。その後はそのショックから立ち直るために少し距離をおいたというが、そこで「優勝まで後少しだ」という励ましの言葉を受けており、「苛立ちだけで長期的な成功は収められない。うまくできないことを改善していかないと」とコメント。あくまで「パフォーマンス自体の問題ではなく結果に結びついていない」ことが問題であり、「クオリティには自負がある。フランクフルト戦での勝利に向けて全力を尽くすこと。そしてまだ我々には6試合が残されているのだ」とリーグ優勝への意気込みをみせた。

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