2023/04/21
ボーフム、ドルトムントからフェリックス・パスラック獲得

©︎imago images
現在はブンデスリーガ残留をかけた戦いが続くVfLボーフムだが、その一方で来季にむけた新戦力として、ボルシア・ドルトムントからフェリックス・パスラックを獲得することを発表した。ドルトムントとの契約はこの夏までのため移籍金の支払い義務は発生せず、新天地とは2025年夏までの契約で合意している。ボーフムのレタウTDは「ルール地方出身のフェリックス・パスラックを獲得できたことを嬉しく思う。フェリックスは若いうちからブンデス、CL、EL、そして海外でもプレーした経験をもち、そのスキルによって我々のアウトサイドにおける柔軟性とクオリティを高めてくれると確信しているよ」と語っている。
若手の登竜門であるフリッツ=ヴァルター・メダル金賞を2015年に受賞したパスラックは、ドルトムントにてBユース、Aユースでも国内制覇を達成。2016年3月には17歳という若さでブンデスデビューも果たすなど順調な滑り出しをみせていた。その後はノリッジシティやフォルトゥナ・シッタールなど海外でのプレーも挟みつつ、これまでドルトムントでブンデス通算33試合、CL10試合に出場しており、ドルトムントでは2度ドイツ杯優勝も果たしている。これからはボーフムでキャリアを続けるパスラックは、「無事に成立してよかった。クラブ担当者からは獲得に尽力してもらったし、将来性を示してもらえた。だから早い段階で決めることができたよ」とコメント。「この地域にとどまることができるのはありがたいね。そしてボーフムではもっとプレー時間を増やしていければと思う」と意気込みを見せた。
ヴォルフスブルク戦での守備陣は?
その一方でボーフムでは週末に控えるヴォルフスブルク戦に向けて人事面で疑問を残しているところ。確かに主将アントニー・ルジアはボランチへと復帰することにはなるのだが、その一方でウニオン戦にてボランチを務めていたマソヴィッチはどうなるのか?「前回にクオリティの高さをみせつけられた」4失点の悪夢からも、ダブルボランチを採用してディフェンスをコンパクトに構えることも考えられるだろう。それともCBに戻してハインツも左SBに戻すか?スタフィリディスは復調しており、ガンボアが引き続き起用される可能性もある。また来季の補強は果たしたが右SBは不安定で決め手に欠けるのが現状だ。守備陣ではケヴェン・シュロッターベック(内側側副靭帯損傷)以外は全員オプションということからも、レッチェ監督としては腕の見せどころということになる。