2023/04/22
残り日程が逆転優勝を後押し?テルジッチ監督「ドルトムントでかなりの成果をおさめてきた」

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果たしてボルシア・ドルトムントは今シーズン、バイエルン・ミュンヘンの10連覇に終止符を打つことができるのか。前節では勝ち点数で並ぶ絶好の機会を手にするも、下位争いを展開するVfBシュトゥットガルトから2点リードで数的有利で後半を迎えるも、そこから3失点を喫して3−3の痛み分けに終わったという辛い記憶が今なおある。それでもドルトムントにとっての希望となるのは残り6試合のうちホーム戦が4試合行われることで、今シーズン実はホーム戦だけのランキングでみればバイエルンをおさえ、ボルシア・ドルトムントが首位に立っているのだ。
これまでの勝ち点57のうち34を稼いできた、シグナル・イドゥナでのフランクフルト戦を前に、エディン・テルジッチ監督は「これまでホーム戦ではかなりの成功をおさめてきた。」とコメント。さらに残りのアウェイ戦2試合の相手は15位ボーフム、そして14位アウグスブルクという組み合わせでもある。しかし相手が上位であろうと下位であろうと、今季すでにブレーメン戦やシュトゥットガルト戦でみせたような失態は2度と繰り返してはならず、セバスチャン・ケールSDも明確に献身性や責任感といった部分を明確に要求するようになっているところ。
エムレ・ジャンは「今週は多くの話し合いを重ねてきた。確かにあれは非常に残念な結果ではあった、だがそれでも僕たちは前をむいて取り組んでいかなくてはならないんだ」と強調。この1週間では「これまでよりもデュエルで、より激しさが見られていた。でもそういったことも含めてのことなんだ。試合に向けて僕たちはタフネスさを十分に身につけていかなくてはならない。フランクフルト戦は激しいものになる。でも怖気付くようなことなど決してなく勝利をおさめなくてはいけないんだ」と意気込みを見せた。「特にホームでのプレーで僕たちは観客を熱狂させていかないと」
ドルトムントに好都合な数字
その点でもしかするとフランクフルトは格好の相手と呼べるのかもしれない。実は今冬にホッフェンハイムを退団したアンドレ・ブライテンライター監督が保持するブンデス記録、同一クラブに対する8連敗(vsバイエルン)にオリヴァー・グラスナー監督は、今回の試合で並ぶ可能性があるのだ。逆にドルトムントは現在ホーム8連勝中であと1つで同一シーズンにおけるクラブ新記録に(シーズンをまたぐ場合は12連勝が記録)。フランクフルトにとって現在7戦未勝利という嫌な流れ迎える、対ドルトムント戦通算100試合目では、どのような結果が待っているのだろうか。