2023/04/24
11年ぶりブンデス制覇への切り札、ドニエル・マレンが止まらない!

©︎IMAGO/RHR-Foto
ジェイドン・サンチョの穴埋め役として迎え入れられていたドニエル・マレンについては、以来この1年半にわたってボルシア・ドルトムントでは、幾度となくそのシュート力と1vs1での強さをもった選手であることが強調されてきた。確かにそれは練習では非常に良いアプローチをみせてきてはいたものの、こと本番ではパッとせず前半戦でわずか2アシストのみ。しかしここにきて遂に、その呪縛から解き放たれつつある。
エディン・テルジッチ監督から右ウィングに起用されて以来、2月中旬からはリーグ戦で7得点3アシストをマーク。直近の5試合にいたっては6得点をマークしているところ。しかもそのうちの2得点は今週末、アイントラハト・フランクフルト戦での快勝劇でもたらされたものであり、左に移ったカリム・アデイェミも2アシストと活躍。その結果ボルシア・ドルトムントは遂に首位奪還を果たしている。
ちなみに前回のシュトゥットガルト戦においてもマレンが交代するまでは、ドルトムントは2−0とリードしており、この試合でのドルトムントにおけるベストプレーヤーとしての活躍を披露するなど、「非常に大きな自信を蓄えているね」とケールSD。「彼のもつそのダイナミズム、シュート力、アシスト能力の高さは見事なもので、だからこそ我々は彼を獲得しているのだがね。それを今ますます発揮しているのは喜ばしい限りだよ」
そしてエディン・テルジッチ監督も、まさにいま11年ぶりのリーグ優勝に向けた切り札として、その存在感を示しているオランダ人アタッカーの飛躍に「今日のパフォーマンスは、ドルトムント加入以来ベストの1つだった。本当に素晴らしいプレーをみせてくれたし、大きな賛辞をおくりたい」と目を細めた。