2023/04/24
ハーランド移籍も、年明けからみせるドルトムントの圧倒的な攻撃力

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遂に首位返り咲きを果たした、ボルシア・ドルトムント。11年ぶりのリーグ優勝に向けてとりわけ、アウグスブルク戦での4得点、フライブルク戦での5得点、ケルン戦での6得点、シュトゥットガルト戦での3得点、フランクフルト戦での4得点など、年明けからみられる圧倒的な攻撃力が目につくことだろう。(リーグ戦で2点以下だった試合はホッフェンハイムとのアウェイ戦(1−0)のみ)
しかもドルトムントでは昨シーズンまで牽引していたエルリング・ハーランドがマンチェスター・シティへと移籍し、しかもここまでの最多得点者がドニエル・マレンの7得点であるという点も、この結果がいかに特殊なものであるかが感じられるというもの。ちなみに今シーズンのドルトムントではここまで合計17選手が合計66得点を挙げており、これはバイエルンの79得点に続く(15人)、クラブ史上でみれば7番目のハイペースでの得点数だ。
ちなみに2019/20シーズンではこの時点で80得点をマークしており、最終的には84得点でフィニッシュ。だがその時に優勝を果たしたのはバイエルン・ミュンヘンで、合計100得点で勝ち点差13をつける(82点)優勝劇を演じてみせたのだが、しかしながらとりわけ年明けからの状況は大きく異なる。
ドルトムントはここまで14試合で41得点をマークしており、バイエルンの31得点に大きく差をつけてのリーグ最多得点数を記録中。その後に続くレヴァークーゼン(28)、ヴォルフスブルク(27)、そしてライプツィヒ(23)と比べても、その圧倒的な強さが際立つことだろう。また首位奪還も果たしており、このままバイエルンの11連覇を阻止し、そのクラブに刻まれた「09」度目となる記念すべきリーグ優勝を果たしたいところだ。