2023/04/28

ベリンガム「前の週では”終わっていた”のに、今はブンデス首位なんて」

©︎imago images (2)

 いまや11年ぶりとなるブンデスリーガ優勝に大きく前進している、ボルシア・ドルトムント。ジュード・ベリンガムは「ほんの1週間前には僕たちはその大きなチャンスを手にしながら、それを掴み切ることができずにオワコン扱いだったというのに、今はそのチャンスをまた手にしている」と振り返り、そして改めて「本当に特に今シーズンのブンデスリーガは、物事が一気に進む傾向にあるよね」と、ブンデスリーガ公式とのインタビューにて語った。

 そして若きイングランド代表はこれまでの経験から、「良い時でも悪い時でも、決して集中力を欠くようなことがあってはならない」ということを学んだという。「喜びすぎても、そして不満を持ちすぎても意味がないんだ」と言葉を続けたように、まさに前々節のシュトゥットガルト戦では首位バイエルンがホッフェンハイムと痛み分けを演じる中で、ドルトムントは早期に2−0とリードし数的優位でハーフタイムを折り返したものの、その後に3失点を喫してまさかのドローという結果に終わってしまったのだ。「本当に腹立たしかったし、とても動揺し、失望していた」というベリンガムだが、「このような試合も必要だったということだろう。ホームでフランクフルトに快勝したときには、序盤のうちに試合をしっかりと決めることができていた」と前を向く。

 まさにその試合でベリンガムは貴重な先制点をもたらして嫌な流れを食い止めており、今季5得点目のゴールなどキッカー採点平均2.5の活躍で、「チームとして難しい試合だったけどシンプルな印象を与えることができていた」ことや「この日のスタジアムは在籍以来最大の盛り上がりをみせてくれていた」ことなどの後押しを受けてのことであることも強調。「29試合を経過して首位に立つなんて、思ってもいなかったことだ。でも残りの試合は全て勝利をおさめなくてはいけないよ」と意気込みをみせた。「でも優勝という言葉はあまり口にはしたくない。そんな気分に浸りたいとも思合わない。僕としてはクラブが与えてくれたその恩を返していきたいという気持ちだよ」

ボルシア・ドルトムント ボルシア・ドルトムントの最新ニュース