2023/04/30

誤審騒動のシュテーゲマン審判、家族含め深刻な脅迫を受け「休養も検討」

©︎IMAGO/Laci Perenyi

ブンデスリーガ第30節ボーフムvsドルトムントにおいて、誤審騒動に揺れるサシャ・シュテーゲマン審判員が、その後に家族も含めて「非常に具体的な脅迫」を受けており、その深刻さから「残念ながら、これに応じて刑事告訴も辞さないと感じている」ことを、TV番組「Sport1-Doppelpass」にて明らかにした。

この試合の後半65分に相手DFダニーロ・ソアレスから、相手PA内にてタックルを受けたカリム・アデイェミのプレーに対して、同審判員はビデオでの再確認をすることなくプレー続行を判断。VARを務めたロベルト・ハルトマン審判員も、これが明確な誤審とはその時に判断していなかったためにプレーは流され、最終的にドルトムントはこれによってリーグ優勝争いで貴重な勝ち点2を失う結果となっている。

試合後にはケールSDやテルジッチ監督らが批判。その後にシュテーゲマン審判員自身も、これが誤審であることを認めており、ヴァツケCEOは失意を表しつつも「SNSなど個人的な攻撃行為」については行わないように非難。しかし現状を受けてシュテーゲマン審判員は、今は「物事を沈着させ」「休憩が意味を持つのか、それともすぐに職務を続けることがより良いのか、考えたい」との考えを示した。

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