2023/05/20
ドルトムント:上位キラーの難敵アウグスブルク戦で、ベリンガム欠場の危機

©︎IMAGO/Kirchner-Media
ブンデスリーガも残すところ、あと2試合。11連覇を狙うバイエルン・ミュンヘンが、勝ち点差1で追いかけるボルシア・ドルトムントに先駆ける形で、土曜夕方にCL常連RBライプツィヒと対戦。一方でその結果をみて残留争いが続くFCアウグスブルクとの一戦に臨む、エディン・テルジッチ監督だがこの見方に対して一石を投じるポイントを強調している。
確かにアウグスブルクはここまで32試合を経過して勝ち点34にとどまっているとはいえ、実は現在上位4クラブとの対戦でみると前半戦でバイエルンから1−0で勝利、ライプツィヒ戦では一時3−0とリードしながらの3−3、ウニオン戦でも2−2と勝ち点1の確保に成功しており、敗戦を喫したとはいえドルトムント(3−4)、後半でもバイエルン(3−5)、ライプツィヒ(2−3)と、大いに胸を張って後にする戦い振りを演じてきた。
「今シーズのアウグスブルクは、今回のような構図で善戦を演じる傾向が見受けられる」と指揮官は改めて説明。「とりわけホーム戦となると、非常に厄介な相手となるんだ。それは前半戦での戦いから実際に感じていたことだった。だから難敵に対する準備に向けて我々は用意していかなくてはならないよ」と言葉を続けている。「彼らは相手を多くデュエルに巻き込み、そして危険なカウンターも持ち合わせているよ。そしてスタジアムを大いに盛り上げる雰囲気も醸し出すんだ」
ベリンガム欠場の危機
まさにこういった戦いにうってつけの選手といえば、ジュード・ベリンガムだろうが、しかしながら出場の可能性は時間を経過するごとに低下していっているところ。スカイによれば若きイングランド代表はどうやら土曜日の最終調整での参加も見送られたようで、そもそも金曜の会見の席でテルジッチ監督は、出場にむけ「大きに疑問符がつく」とコメント。火曜日に負荷調整のために室内で汗を流したと伝えられていたMFだが、しかしながらチーム練習復帰は果たせておらず、元々負傷していた足とは逆の右膝に問題を抱えているとはいえ、それでもドルトムント側もリスクを負う考えもない。
そのため今シーズンここまでブンデスリーガ31試合に出場し、8得点、5アシスト、キッカー採点平均3.25をマーク中のベリンガムが欠場する可能性があり、その穴埋め策としてテルジッチ監督は「ロイス、レイナ、エズカン、ゲレイロ」らとの入れ替え、そしてもう1つはシステムを変更してでの対応という、2つの可能性について指摘している。
アウグスブルクの先発予想:Koubek – M. Bauer, Gouweleeuw, Uduokhai – Engels, Dorsch, Rexhbecaj, Pedersen – M. Berisha, Demirovic – Beljo
ドルトムントの先発予想:Kobel – M. Wolf, Süle, Hummels, Ryerson – Can – Özcan, Brandt – Malen, Adeyemi – Haller