2023/05/27
クロップ監督、激動の中で古巣ドルトムントの奮闘ぶりに「信じがたいほど」と絶賛

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金曜午前にはすでにモハメド・サラーの表情には、再び笑顔が見受けられていた。前日にマンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを下してチャンピオンズリーグ出場権を獲得、それは同時にリヴァプールの来季参加の希望を打ち砕くものであり、その大きな失意をエジプト代表FWは自身のSNSに綴っていたのだ。またこの日はユルゲン・クロップ監督も前向きに「私は死んでなんかいないし、ちゃんと生きている」と強調。そして「もちろん、ボルシア・ドルトムントをチェックしている!」と言葉を続けた。
同氏は2011年と2012年にドルトムントでブンデスリーガ制覇を成し遂げており、そして今週末はそれ以来10連覇を続けてきたバイエルン・ミュンヘンから、王者奪還を果たすための絶好のチャンスが到来しているところ。「ドルトムントがマインツに1勝をおさめれば、それで大丈夫なんだ」とクロップ監督。ただ両クラブともに自身にとっては深い思いいれのある古巣なだけに、少し複雑な胸中もあることだろう。ただドルトムントは「非常に浮き沈みの激しい」このシーズンにあって、「信じがたい」ほどの健闘ぶりをみせており、「エディンのことは随分長く知っているし、常に連絡をとっていたし今もそうだ」とコメント。
テルジッチ監督のみならずドルトムントの人々と多くの繋がりをもち、またドルトムントという街も知り尽くし「ブンデスリーガ優勝がどのような意味をなすものか」を知るクロップ監督としては、いまはテルジッチ監督を非常に羨ましく思っているのではないだろうか?「私が今、あそこで監督を務めているとしたならば、試合の前日になると、人生でもっとも緊張感を味合わされることになるだろう」と返答。「なぜならば誰もが、もうパーティの計画などを立てているものでね。本当に厄介なものなんだよ」との考えを示している。