2023/07/25
ドイツ代表フリック監督:選出への苦言に反論、キミヒは右SBも選択肢、ズーレへの評価強調

©︎IMAGO/ActionPictures
今年のドイツ代表において1つの疑惑として浮上しているのが、パフォーマンスを大原則とした代表選出がなされいないのではないか?という点だ。ブレーメンで開催されたドイツサッカー指導者協会の国際コーチ会議において、ハンジ・フリック代表監督は改めて自身の見解について説明。「仮に他の選手と同様にまたパフォーマンスを発揮できない別の選手が生まれたとして、そこにいったいどんな意味があるというのか。こういう報道のされ方には苛立ちも感じられるものだ」
『Sportbild』紙では6月はじめにウニオン・ベルリンのオリヴァー・ルーネルト競技部門取締役の発言を紹介、そこで同氏は今季チャンピオンズリーグ出場権を獲得したチームからただの1人も、特にラニ・ケディラが選出されていないことに苦言を呈している。これにフリック監督は、クラブがそれぞれに希望するところがあることには理解を示しつつ、「我々は何度も観戦に訪れているし、そこで全体像を把握してどの監督とも選手が候補者について話しているよ」とコメント。
無論3月や6月の代表戦における内容への批判については、3バックの採用の点以外については否定することなく、次回の代表戦にむけて「積極的にゴールを狙う姿勢」と「守る意志」を要望。なおかつて批判を述べていたニクラス・ズーレについては改めて評価を強調しつつ、話し合いの場をもったことを明かした。またジョシュア・キミヒの起用法について、右サイドバックが「オプション」であることを明言してる。「とにかくユーロまではまだ。問題に対応していくための時間も絶対の自信も持ち合わせているよ」