2023/07/27

ドルトムント:ロイスの後継として、エムレ・ジャンが主将就任

©︎IMAGO/Jan Huebner

 先日に5年務めた主将の座を辞していたマルコ・ロイスの後任として、エムレ・ジャンが後を継ぐことが正式に発表された。これはエディン・テルジッチ監督が水曜日に、カリフォルニアの大都市で行われるサンディエゴ・ロイヤルとのテストマッチ前の記者会見で明かしたものであり、「エムレ・ジャンが新たなキャプテンで、副キャプテンはグレゴール・コーベルが務める。さらにマルコ・ロイスセバスチャン・ハーラーユリアン・ブラントも選手評議会メンバーとなる」とコメント。

 2020年にユベントスから加入した左利きの守備のオールラウンダーは、2022/23シーズンの後半戦でみせたチームの大躍進を中心選手として支えており、来夏までとなっていた契約を先日に2026年にまで延長したばかり。フランクフルト出身で、ドイツ代表としても来夏のユーロを見据えその活躍が期待されている選手だ。「このようなクラブで主将を務められることを誇らしく思う。期待を寄せてくれたコーチやみんなに感謝したい。ただ僕自身このままやり続けていく考えだし、決して1人で果たせる役割ではないこともわかっている」と語った。さらにテルジッチ監督は、「エムレは生まれながらにして勝者のメンタリティをもった選手で、自ら率先して責任を負うことができ、こういった状況に慣れている選手。彼との話し合いで彼が正しい人選だと感じていた。」とコメント。

ケールSD「チームの誰もが責任を負っていくべき」

 またケールSDは「クラブへの愛着の大きさをこれまで示してきたし、契約延長だけでなくクラブとの一体感を体現している。これまでのキャリアで非常に豊富な経験を積み、こういった大きなクラブでも主将を務められる適した年齢にあるだろう。それに見合ったリーダーシップとチームからの評価を手にしている。チーム、コーチ陣、そして我々SDなどとの橋渡し役として適した人材だ」と評している。「重要なことは一人の肩に全てを背負わせるのではなく、誰一人として責任から解放されないようにすること。主将や副主将の限りではない。副主将に就任したコーベルはこれまでピッチの内外で積極的に成長しており、副主将に就任するのにふさわしい。今回の指名は我々が若い世代に対してもより多くの責任をもってもらおうという意図の現れでもあるんだ。」

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