2023/08/11

ドルトムント、若手CBクリバリをロイヤル・アントワープにレンタル

©︎IMAGO/Thomas Bielefeld

 ボルシア・ドルトムントは金曜日にスーマイラ・クリバリを、ベルギー・ジュピラー・プロリーグのロイヤル・アントワープFCにレンタル移籍することを発表した。昨季国内二冠を達成した同クラブには1年間での期限付きながら、1200万ユーロに設定された買取オプションも付随している模様。バーンリーにとっては昨季リーグアン32試合で4得点を挙げたFWウィルソン・オドベール(18:トロワ、5年契約)とともに、フランスの若手選手を立て続けに獲得したことになる。

 「スーミにとっては国内外で実践経験を積むチャンスが訪れたということだ」と、セバスチャン・ケールSDは説明。最近ではバーンリーFCへの移籍も取り沙汰されていたものの、どうやら買い取り義務に意見の相違があったようで破談となっていた。ただいずれにしてもクリバリにとっては、プレミアよりもベルギーの方が出場機会は得やすかったことだろう。2年前にパリSGから加入した際には将来を嘱望されながらも、その後は負傷の影響もあってなかなかプレーすることができていない。

 一方でドルトムントはこれでCBが3人体制となったため、さらにもう1人追加する必要もでてきた。特にニコ・シュロッターベックは膝の挫傷から今週トレーニングに復帰したばかりで 、ドイツ杯初戦に関しては経験豊富なニクラス・ズーレとマッツ・フンメルスが起用されることに。しかし、1.FCケルンとのブンデスリーガ開幕戦ではまた三つ巴の戦いが展開されることだろう。これまでジャンもCBとしてプレーしたこともあったが、昨季後半戦よりボランチとして固定。

 CMFについてはブラントとロイスが、新戦力のサビッツァとヌメチャと定位置争いを展開。ただ両ウィングではアデイェミが筋肉系の問題で時期尚早のため、若手2人(バイノー=ギッテンスとデュランヴィル)も負傷離脱中ということから、ブラントが代わりに入るかもしれない。FWは唯一の長身選手であるハーラー一択。これにムココがジョーカーとして起用されることになるだろう。残る両SBはリエルソンとベンセバイニ、GKは復調中のコーベルの代わりにマイヤーとなる。

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