2023/08/14
ドルトムント:ズーレ負傷交代も大事に至らず。相手の負傷選手には粋な計らい

©︎IMAGO/Jan Huebner
今季最初の公式戦となったドイツ杯初戦ショット・マインツ戦において、ボルシア・ドルトムントは6−1とブンデス4部相当を相手に快勝をおさめることに成功したのだが、しかしながらその一方で主力選手の負傷離脱の危機に瀕する結果にもなってしまった。前半27分にニクラス・ズーレが、この日1.FSVマインツ05の本拠地で行われた試合会場のピッチで、突然背中をおさえ何度も膝をつき、そしてゆっくりとピッチ外へと歩みを進めていったのである。代わりには負傷から回復したばかりのニコ・シュロッターベックが投入された。
「ニキがドリブルで入って行こうとするところを、相手選手より背後から押されてしまったんだ。その際に背中の筋肉が少し閉塞されてしまったようでね」と、試合後にエディン・テルジッチ監督はコメント。「彼自身はプレー続行は可能だというシグナルを出していたものの、我々としてはリスクをおかしたくはなくて」と、あくまで交代は大事をとっての措置であることを強調。むしろ土曜夕方に控える1.FCケルンとのブンデス開幕戦出場に向けても「2・3日で良くなると聞いている。期待しているよ」と述べているが、ただズーレの回復経過に関わらずドルトムントでは、先日に移籍したスーマイラ・クリバリの後任として新たなCBを模索することに代わりはないだろう。
相手の負傷選手に粋な計らい
その一方でボルシア・ドルトムントの選手たちから対戦相手ショット・マインツの選手、ブンデス4部相当における開幕戦にて開始直後、前十字靭帯断裂という大怪我を負い離脱したヨハネス・ガンスマンに、ドルトムントのゲペルトACを通じてドルトムントの選手全員のサインが入ったドルトムントのユニフォームが贈られた。「ボルシア・ドルトムントから素晴らしいシグナルを送ってもらったよ」と喜びをみせた同選手は、「これは僕の傷口への絆創膏にもなってくれるものだね」とスカイに対して語った。「本当にうれしいよ」