2023/08/16

開幕戦:ドルトムントとケルン、共にドイツ杯で負傷抱えるも大事に至らず

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 ブンデスリーガ開幕戦に向けたトレーニングを再開したボルシア・ドルトムントの練習場には、のべ950人のファンたちが選手たちを一目みようと詰めかけており、そこには負傷離脱明けニコ・シュロッターベックや、グレゴール・コーベルらの姿も見受けられていた。両選手ともに先日のドイツ杯初戦ショット・マインツ戦にてメンバーとしては復帰しており、この日も練習場では元気な姿をみせている。その一方で今季から新主将となったエムレ・ジャンが、30分弱で練習を切り上げるという心配な様子も。現時点では週末の試合などの影響については明かされておらず、同じく途中で切り上げたマルセル・サビッツァがファンとのサインには応じたのと対照的に、そのままロッカーに姿を消したことは気に掛かるところ。

 なお今回の練習ではニクラス・ズーレ、カリム・アデイェミ、フェリックス・ヌメチャら、3人の主力選手の姿が見受けられなかった。ズーレはドイツ杯初戦で負傷交代しシュロッターベックが代わりに投入、その後にテルジッチ監督は大事には至っていないことを強調し「2・3日で良くなっていくだろう」と述べていたが、ここまではその言葉通りに個別調整が続いている。アデイェミはその前のアヤックスとのテストマッチで筋肉系の負傷を抱、ヌメチャは足首の負傷で共にドイツ杯を欠場。ただいずれの選手に関しても開幕戦に間に合う可能性はあるようだ。一方で負傷中のジュリアン・デュランヴィルとジョヴァンニ・レイナは練習不参加。移籍候補のトルガン・アザールは個別調整。肩の手術から復帰中のジェイミー・バイノー=ギッテンスは部分的にチーム練習参加を果たしているところ。

ケルン:ウートやゼルケ、ヒューバースらも大事には至らず

 そのドルトムントと開幕戦を迎えるケルンでも、ドイツ杯初戦でマルク・ウートとダヴィー・ゼルケという、2人のFWが大腿の負傷で途中交代。その後の検査の結果で、懸念された組織的な損傷は確認されず長期離脱は免れた格好だが、チーム練習への復帰はそのときの回復経過をみまもっていきながら。ただしドルトムント戦に間に合う可能性もゼロではない。さらにこの試合で相手選手と頭部を激突させて交代していた、ティモ・ヒューバースについても「特に異常はなかった」とのことで、こちらは水曜日から再びチームと共に準備を進めていくことになるという。

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