2023/08/31

ドイツ代表が日本、フランス戦のメンバー発表。ゴレツカら選外、グロースが32歳で初招集

©︎IMAGO/Ulmer/Teamfoto

 木曜日にドイツ代表は9月に控える日本代表、そしてフランス代表との親善試合に向けた、代表メンバーを発表。そして今回の最大のサプライズとなったのが、バイエルン・ミュンヘンのレオン・ゴレツカの選外だ。これまでドイツ代表として53試合に出場し14得点をマークしてきたMFは、確かに昨季後半戦では辛い時期を過ごすことになったとはいえ、今季は開幕から
2試合続けて先発出場。いずれも勝利に貢献していた。

 そのほかに復調中のトーマス・ミュラーや、ライプツィヒのルーカス・クロスターマンとダヴィド・ラウムとティモ・ヴェルナー、そしてウェストハムのティロ・ケーラー、フライブルクのマティアス・ギンターも招集外に。

 その代わりにドイツ代表に32歳で初招集を受けたのが、ブライトンのパスカル・グロース。プレミアリーグで主力選手として活躍を見せる、遅咲きのセットプレーのスペシャリストは、これまで2017年より在籍する同クラブでプレミア通算37試合に出場、9得点をマークしている。さらにレヴァークーゼンで好調なシーズンを過ごしたヨタナン・ターが代表へと復帰。さらにこの夏にウニオンに加入してさっそく前節MVPの活躍をみせたロビン・ゴセンス、ドルトムントのニクラス・ズーレも戻ってきた。

 フリック監督のみならずフェラーSDもまた、カタールワールドカップ後の5試合でわずか1勝に終わるなど、「テスト」にあてていたとはいえ期待には応えられず、これから来年のユーロに向けて準備活動を本格化させると息巻いており、フリック監督は夏のキッカーとのインタビューのなかで「もう敗戦を味わうのは十分だ。非常に腹立たしく感じている」と語っている。

グロース、日本戦デビューならドイツ史上10番目の遅咲き

 もしもパスカル・グロースが9月9日に行われる日本代表戦で出場した場合、ちょうど32歳と86日となるため最年長デビュー記録の10位につけることになる。ちなみに記録保持者は1941年に35歳と89日にクロアチア戦で出場したカール・セスタ氏。1965年のブンデス開幕以降となると4位に2002年4月17日にアルゼンチン戦で出場した、マルティン・マックス氏(33歳と253日)。そしてもっとも最近では2013年にイングランド戦でデビューしたロマン・ヴァイデンフェラー氏(33歳と105日)が6位で、トップ10のうち1950年代が3人、1920年代が2人、1930年代と1940年代、1990年、2000年、2010年代が各1人となっている。

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