１試合のみのフェラー新体制が出陣、ズーレは出産に立ち会い復帰

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　日本代表戦での敗戦を受けてハンジ・フリック監督を更迭したドイツ代表は、この１試合限りの新体制（フェラー氏、ヴォルフ氏、ワグナー氏）で、世界最高峰フランス代表との決戦に臨む。最初の練習でさっそく円陣を組んだフェラー氏が短いスピーチを行うと、その後の１５分ほどの公開練習ではヴォルフ氏がピッチで指揮をとり、練習場では選手たちの指示やワグナー氏の称賛の声が、誰もいないスタジアムに響き渡っていた。それはフェラー氏は距離を置いて観察し、そしてレヴァークーゼン時代に共に仕事をしたヴォルフ氏と意見交換も行っている。会見の席でフェラー氏は、この２人で脇を固めたのはフェラー氏自身の希望であったことも明かしており、「彼らなら新しい刺激をもたらしてくれるはずだ」と期待感を示していた。

　ただしＴＶ解説者時代に人気のあったワグナー氏はチームホテル到着時にSNSに写真を投稿するも、それは緊張感に欠けているとして悪評を生む結果に。いずれにしてもフランス代表戦から何らかの変化が期待されることに代わりはなく、とりわけ４失点を喫した守備面での対応に注目が集まる所。なかでもジョシュア・キミヒに関しては、右ＳＢからボランチになるのか。そもそも個別調整していたことから体調は万全かなど気になるが、ちなみに第二子誕生のためにチームから離れていたニクラス・ズーレだったが、無事に夫人が出産したのを見届けて復帰している。