2023/09/18
ドルトムント史上最年長でのドッペルパック、フメルス「ハードワークが実った」

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波乱に満ちた週末のSCフライブルク戦では、ボルシア・ドルトムントは4−2と今季2勝目を敵地で飾ることに成功した。試合後、マッツ・フメルスは「ハードワークが実っての勝利だ。それをネガティブにとらえる必要はない」と述べ、「フライブルクはまさに難敵で、特にアウェイ戦で戦うのも困難だよ。」とコメント。特に試合前日にはエディン・テルジッチ監督が、同じく不振にあったドイツ代表がドルトムントの地で、フランス代表を相手に勝利し「この歓喜と安堵感、ポジティブな雰囲気は我々も願っていたし、これが自分たちにも追い風になるかもしれないね」コメント。特にハードワークによる「勝つためになんでもするんだという気概がピッチで明らかに見てとれていた」こと、「守備面のみならずポゼッション時の守り方もまたアグレッシブだった」と「原点回帰」の重要性こそ「我々の正しいアプローチとなるもの」と語ったものだった。
ただ「僕がドルトムントに戻ってからずっと抱えている問題なのだけど、グリフォの投入からアグレッシブさが増したフライブルクに、僕たちはオフ・ザ・ボールの動きで不足部分を露呈してしまっており、だから相手を勢いづかせる結果にもなったんだ」と分析。その結果ドルトムントは前半ロスタイムに2失点を喫することになる。「時には相手を支配していくということも必要になってくる。中盤でボールを持って相手を支配していくということは、トップチームを目指す上ではドルトムントにおいて明らかな改善ポイントだと言えるだろう。中盤で支配しつつ、そこでプレスを仕掛けてくる相手をさらに崩せるようにならなくてはいけないんだ」とも付け加えた。「ただこれは中盤の選手たちだけを対象に言っているのではないよ、これはチーム全体としてのプレースタイルという意味で話しているんだ」
ただ最終的にはチームは後半から正しいリアクションをみせることに成功しており、「フライブルクを相手にこのような準備ができていたということ、それが重要なポイントだよね」と評価。この日に先制点を決めていたフメルスは、さらに終了間際に貴重な勝ち越し弾も決めており、34歳と274日でのドッペルパックはドルトムントクラブ史上最年長記録。またブンデスリーガで16シーズン連続得点記録は、ドルトムントで5人目となる達成者でもある。ちなみにこの日は代表監督についても質問が寄せられたが、ファン・ハール監督ともナーゲルスマン監督ともともに過ごしたことがないこと。そして現在は代表から離れていることを理由に発言を避けた。