2023/09/20
クロップ監督、ナーゲルスマン監督のドイツ代表最年少就任を後押し「彼ならできる!」

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日本代表での敗戦を受け、ドイツ代表がハンジ・フリック監督の解任を決意した時、その候補者としてユルゲン・クロップ監督の名前が浮上することは、むしろ必然的なことであった。ただそれと同時にドイツ人指揮官にとって8年間過ごしたリヴァプールFCに忠義を誓うこともまた当然のことだったようで、「私たちは今、ここでリヴァプール2.0を構築している。我々の考えは”いつまで続くだろう?”ではなく、新しくまた仕掛けていこうということ。常に私の心にはリヴァプールああり、この8年は切っても切り離せないもの。ここでの契約は私が覚えている限り、特に薬など飲まされたわけでなく自らサインをしたものだ。」とテレビ局『RTL/ntv』の取材に対して語った。
つまりは2019年にプレミアリーグ優勝、そして2020年にチャンピオンズリーグ優勝を果たし、そして昨季には一時代の終焉が伝えられているリヴァプールFCにあって、このままクラブを後にしていくことを希望しておらず、そして決してあぐらをかく事もなく精力的にチーム作りに勤しんでいくということ。その一方で先日にはドイツサッカー連盟と口頭合意が報じられた、ユリアン・ナーゲルスマン監督について「素晴らしい解決策だと思うね」とその決断を後押しする発言も行なっている。36歳というドイツ歴代最年少指揮官となるナーゲルスマン監督だが、「指揮官としてはなにより、選手たちを納得させなくてはならないもの。ただそれは30代前半であろうが、後半であろうが、逆に70代後半であってもできることだよ。むしろそれができないと始まらないものだし、ユリアンならできるさ!」とエールを送った。
フュルクルークもナーゲルスマン監督に期待
またボルシア・ドルトムントのニクラス・フュルクルークは、自身をドイツ代表に招集してくれた「ハンジ・フリック監督に改めて感謝の気持ちを伝えたい。物事があまりにも違う方向に向かってしまった。きっと選手たちもなんとかして、監督の期待に報いたいと思っていたことだろう」と、今回は負傷のために参加できなかったことへの無念さを示しつつ、改めてナーゲルスマン監督についてはクロップ監督と同様に、「個人的に直接知っているということではないのだけれども、でも彼は素晴らしい監督の1人だと思うし、チームを明らかに前進させてくれると思う。とても楽しみにしているよ」と、Amazonプライムとのインタビューで期待感をみせている。また遅咲きのストライカーはA代表選出、W杯出場、ブンデス得点王、そしてこの日はCL初出場と、目まぐるしい日々が続いており、「でもここには勝ちに来たから。パリSGは強豪だけど勝てないわけではない。ただ今回はタイミングやスペースのカバーを見失ってしまった。前半は特に不安定だったよ」