2023/10/05
ドルトムントに朗報!守護神グレゴール・コーベルと2028年まで延長!

©︎IMAGO/Laci Perenyi
ボルシア・ドルトムントは守護神、ゴールキーパーのグレゴール・コーベルとの契約延長に成功した。2021年夏にVfBシュトゥットガルトから移籍金、1500万ユーロを投じて迎え入れられたスイス代表GKは、それ以降は不動の先発ゴールキーパーとしての活躍を続けるなど、近年における大きな獲得成功例の1人となっており、今季からは副キャプテンも務める25歳は、まだ開幕まもない時期にも関わらず2026年まで残していた契約を、前倒しで更新することに合意している。前日の試合後には多くを語ろうとはしなかったものの、すでに決断を下されていたようだ。
「彼のサッカー選手という点での飛躍は、ここ数年間にわたり我々全員に非常に深く感銘を与えるものだった。だからこそ今回、このような長期契約を締結してくれるということは、ボルシア・ドルトムントにとって非常に素晴らしいコミットメントだ」と、セバスチャン・ケールSDは喜びのコメント。「ワールドクラスのフォーマット」をもつことから、「多くのトップクラブからの関心が寄せられていた」にも関わらず、「ドルトムントに未来を託してくれた。それを誇らしく思うよ。この非常に重要なポジションにおいて、最高水準の選手と長期的な計画を立てられるのだ。彼の勝利への貪欲さ、飽くなき向上心、そして人間性においても豊かさをもった人物だよ」と言葉を続けている。
これまでコーベルは入団以来ボルシア・ドルトムントにて、通算62試合に出場してており、今季はここまでキッカー採点平均2.5と好パフォーマンスをみせているところ。195cmと大柄な番人は、先日のACミランとのチャンピオンズリーグにおいてもゴール前に立ちはだかってみせた(0−0)。そんなコーベルは、今回の決断について「僕は非常に情熱的なタイプの選手で、そしてドルトムントは非常に情熱的なタイプのクラブ。シグナル・イドゥナ・パークは非常に情熱的なスタジアムだ。本当に僕たちはぴったりだと思うよ」と語った。
コーベル「みんなが冷静だった」
特にこの試合ではその冷静沈着ぶりが際立っていたが、「でも僕の前に立っている選手たちだって、とっても冷静だよ。もしもスペースがあったり、サイドを突かれるようなら、それをすぐに察してくれるんだ。見て気づいただろうけど」とコメント。決定力不足については「自分の両分ではない」としつつ「守備面で積極的に取り組んで行って、そして前線により多くを配置していって、そこでもっとパスのポイントを生み出せるようになると思う」との考えを示している。そして「僕たちは良い一歩を大きく踏み出した。成長がみえると思う」と胸をはり、「確かにそこまでゴールを決めることはできていない。ただそれでもリーグ戦では勝ち点を積み重ねられているのはポジティブだよ。成功するにはこううまくいかない時でも接戦をもににすることが大切だからね。それができることを証明できているということだと思う」と前を向いた。
テルジッチ監督「引き分けは妥当」
テルジッチ監督は改めて「この試合は接戦であり、痛み分けは妥当な結果と言えるだろう。前半には得点に迫っていたが、後半ではそこまででもなくなっていたね。守備面に関してはエネルギッシュだったと思うし献身性、積極性、精力性と言う点ではまずまずといえるだろう。攻撃面ではチャンスはあっても、そこまででもなかったし。前線での突破力に不足しており、入りはとても良かったが狙い通りのスペースをみつけボールが入っても、そこに人gいなかったり、いてもなかなかいれられなかったりしたね」と総括。「75分になってようやくシュートを放っていったし、高い位置でのボール奪取からチャンスも生まれたものの、また決めきれなくなっていたよ。突破という点で不十分であり、こういう状況になったときに冷静さを持って臨めなかった」と振り返っている。
アラブマネー戦争はサウジに軍配
その一方でニューカッスルは対象的に「とても特別な雰囲気」を味わうことになった。英紙ガーディアンから早くも年間最優秀監督賞に指名されている指揮官は、物議を醸したサウジマネーの注入により世界トップクラスに裕福となったチームを、ただのお金ではないという戦いぶりで、同じく中東、こちらはカタールマネーで潤うパリ・サンジェルマンから勝利。ドルトムント、ACミランという、いわゆる今回の死の組にて首位に立つ快進撃をみせている。「パリは広報から展開しようとしてくるので、戦術的には難しい試合となったね。だから彼らのバランスを崩して不安定にさせる必要があったよ。ただそれでも相手にやられる場面もあったが、それでも我々はいい時間帯で得点を積み重ねていった」と満足感を示した。