2023/10/07
テルジッチ監督、攻撃力改善、ドイツ代表復帰に向け、選手に奮起を促す

©︎IMAGO/Moritz Müller
先日のチャンピオンズリーグGL第二戦でも、ボルシア・ドルトムントは改めて決定力不足を露呈する形で痛み分け。これでドイツ杯初戦をのぞくと公式戦8試合で12得点のみとなっており、今夏加入の大型FWニクラス・フュルクルークはより頻繁にクロスがPA内に供給されることを希望。
テルジッチ監督も「それを求めているのは彼だけじゃない。私も口にした話だ」と後押しした。特に「あまりにこの試合では躊躇を見せていた」ことが適切なタイミングを逸する結果にもなっており、例えばボール奪取から無駄に長くボールをもって脅威を与えるアプローチをみせられていない。「木曜はそれに都r組んだし、金曜もそうする。ミーティングでもね」と早期解決を誓った指揮官。
なお長期離脱中のマテュー・モリーとトーマス・ムニエの両サイドバックに加えて、引き続きマルセル・サビッツァ、そしてジュリアン・デュランヴィルも欠場。こちらはAユースで実践復帰を果たしたところだが、しかしながら筋肉系の反応が再び見られているという。ちなみに今回のウニオン・ベルリン戦では、前節ホッフェンハイム戦で退場となったラミー・ベンセバイニが欠場。
またこの日はドイツ代表に就任したユリアン・ナーゲルスマン監督がドイツ代表メンバーを初めて発表。そこではマッツ・フメルス復帰という喜ばしい知らせとともに、主将エムレ・ジャンやニコ・シュロッターベックらの召集が見送られるという残念な知らせも。それを木曜から知っていたというテルジッチ監督は「今週初めにユリアンから連絡があった。その後にまた電話やメッセージで連絡をとってしっかりと説明してくれたよ。」とコメント。
テルジッチ監督、ナーゲルスマン監督の判断に一定の理解
「フメルスの招聘は確実に値するものだろう、ここ数年のパフォーマンスを見る限りは」としつつ、シュロッターベックについては「あまりコメントしたくはない」としながら、「彼が代表監督であり、我々だってブンデスの試合で同様に決断を迫られることがある。選手もまたドイツ代表入りに向けて全力を尽くしているよ」と説明。
「エムレは我々、コーチにとても非常に重要な選手で、日々コミュニケーションをはかっており重要なコンタクトパーソン。うまく対応はできていると思うが、ただトップパフォーマンスをみせられていないのは彼も理解していること。そこにまた戻れるし、そのサポートをしていく。ここ数試合は実際に調子が上がってきている」と語った。