2023/10/08

2年以上ぶりドイツ代表復帰に、フメルス「本当に最高の評価だ!」

©︎IMAGO/Treese

 2年以上ぶりにドイツ代表復帰を果たしたマッツ・フメルスが、自身のインスタグラムのストーリーズにて、短いメッセージながらファンに感謝の気持ちを伝えた。「自分がこれまでピッチでみせてきたこと、そしてそれがうまくいっているということについて、本当に素晴らしい評価の表れだと思う」とコメント。「ドイツ代表チームにまた戻れて、とても嬉しいよ」と言葉を続け、改めて祝福のメッセージを送ってくれたファンに対して感謝の気持ち動画の中で述べている。「こんなにも喜んでもらえて本当に嬉しかったよ」

 2014年にブラジルワールドカップで優勝を果たしたセンターバックは、金曜日にドイツ代表に就任したばかりのユリアン・ナーゲルスマン監督から指名を受けており、その理由について指揮官は「経験豊富で求めている選手なんだ。」と説明。ちなみにフメルスが最後にプレーしたのは2021年のユーロ16強イングランド戦での敗戦のとき以来であり、今季ドルトムントでは選外となったシュロッターベックとともに、ドイツ代表に共に選出されたズーレを抑えて主力として活躍しているところ。

後半の戦いぶりに、フメルスも自画自賛

 たびかさなるVARの介入と乱打戦となった試合展開を踏まえ、パトリック・イットリヒ審判員が前半にも関わらず、6分間という異例の長さのロスタイムをとったことに疑問を抱く必要はないだろう。幸先よく先制するも逆転を許し、さらに追加点を奪われても不思議ではない激しい展開に、ハーフタイムでボルシア・ドルトムントのテルジッチ監督は相当の檄を飛ばしていたと後にグレゴール・コベルが明かした。そしてそれだけでなく指揮官はプランの修正にも着手。エムレ・ジャンをフメルスとシュロッターベックとともに3バックに並べ、サイドのバイノー=ギッテンスから中央のブラントを投入。システムを3−3−3−1に変更し、直線ラインでのプレーを増加。よりスペースが生まれるようになった。「監督はハーフタイムで適切な言葉と戦術をもたらした」とケールSDは賞賛。

 そして後半開始からまもなくしてロイスが起点となり、マレンの巧みな走りをみせ、ニクラス・フュルクルクを経由し、再びロイス。さっそく同点とすると、最終的にドルトムントはこの後半で今シーズン最高の45分間を過ごすことになる。「この数週間、僕たちは少しずつだけど、遊び心を持って成長を見せてきたと思うよ。特に「後半は素晴らしかった。結構僕は批判的にみる傾向があるけど、それでもあれはよかったね」とコメント。「ファンのみんながいかに僕たちが懸命に戦っているかを感じてもらえたとき、そのときにはものすごいエネルギーが僕たちに返ってくるものなんだ」と言葉を続けた。

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