2023/10/10

ドイツ代表ナーゲルスマン新監督、米国遠征への批判に強く反論

©︎picture alliance/dpa

 軽度の歯の手術のためおそらく水曜日にしかロンドンから飛行機に乗れないカイ・ハヴェルツを除き、すべてのドイツ代表選手はジュリアン・ナーゲルスマン新監督の初陣となる、米国遠征に最初から参加できることが可能だ。「全員がしっかりプレーできると確信している」とコメント。特にこの時期の長距離移動は物議を醸したが、海外遠征は、お互いに前向きに一緒に過ごすことができる、互いを理解し結束を高める機会との見方を示している。

 クラブコーチの観点からすれば、それは比較的普通のことであり、私もそうしただろう。ただ非常に多くの有能なスタッフがおり、アメリカで選手たちが最高のパフォーマンスを発揮し、健康で戻ってくることができるように全力を尽くす」と宣言。そしてプレー自体に関しては「内容をできるだけ早く伝え、最初の基本構造を構築するよう努める」と説明。「成長のためには他の代表戦も利用していかなくてはいけないがね」と言葉を続けたが、ただ詳細については「皆さんに見出してもらえれば」と避けた。

  一方で選手たちには、「我々全員がドイツのために最高のサッカーをするという大きな責任を持っており、我々もそれを実際に心に留めている」とこのチャンスを活かすように奮起を促しており、ただ18日に行われるメキシコ代表での選手起用は、その後のリーグ戦までの日数を考慮すると判断も難しそうだが、あくまで「メキシコ戦のピッチに健康な選手を揃えた非常に良いチームを作りたいと思っている」と強調している。

フメルスへの期待感を改めて強調

 また2年以上ぶりの復帰となったフメルスについては、「非常に良いパフォーマンスをみせているのはもちろんのこと、彼の優れた戦術理解からコーチング、他の選手への指導や伝達と言った部分を期待してのものである」と説明。「責任を負える選手が必要ということ。逆に彼からも非常に意欲的な姿勢を見せてもらえた」とも明かした。「ドルトムントでも、マッツは試合中に隣の選手によく話しかける。我々にはそれが必要だ。スタッツのみならず目に見えて彼から好印象を受けているよ」

アンドリヒ「このタイミングで初招集なんて・・・」

 逆に「ここ4年で最も苦しい時期」に招集を受けたのが、ロベルト・アンドリヒである。所属するレヴァークーゼンは首位快走と順調ななかで、「定位置奪取はなかなか思うようにはいかない」と説明。今夏加入のシャカとパラシオスの後塵を拝しており、「物事がうまくいってると議論の余地なんてないものだよ。だからある程度は納得できても、やっぱりプレーしたい」と付け加えている。そこでの代表初招集は「穏当に驚いた」とアンドリヒ。新監督との対話は「比較的早く終わった。その日は試合があったし」とのことだが、これを勢いにしてシーズンの巻き返しをはかりたい。

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