2023/10/31

キミヒに2試合の出場停止処分、ドルトムント戦とハイデンハイム戦欠場へ

©️IMAGO/Ulrich Wagner

  月曜午前から行われたバイエルン・ミュンヘンの公開練習では、病気から回復したセルゲ・ニャブリが復帰したものの、負荷調整のためにリロイ・サネ、足首の捻挫のためにキングスレイ・コマン、個別セッションのためにスウェン・ウルライヒ、そして風邪のためにジャマル・ムシアアラ、ヌゼア・マズラウイ不在の中で行われた。ダヨ・ウパメカノは患部をバンデージで分厚く巻いて練習をこなしていたものの、戦列復帰に十分であるかはまだ不明。一方でダルムシュタット戦ではハットトリックをマークするなど、今節のMVPにも輝いたハリー・ケインは明るい表情を浮かべ参加していたが、まもなくして先発組らと共に早めに切り上げ。水曜に控えるドイツ杯2回戦ザールブリュッケン戦に向け準備を進めている。

  ただしその準備ができていないかもしれないのが、ザールブリュッケン側だ。それは決して選手たちの問題というわけではなく、むしろピッチ。ルートヴィヒスパルクシュタディオンは雨のため、現在はとてもプレーができるような状態にはなく、そのためザールブリュッケン市とザールランド州サッカー協会によるフィールド視察が行われる予定であり、試合前日の火曜日は降水予想とはなっているものの、当日は降らない見込み。ちなみに日曜日に行われたブンデス3部ディナモ・ドレスデン戦では、芝生には無数の水たまりができており、45分後には審判団よりプレー続行不可能と判断。中止となったばかりだ。

 その一方でドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は、ダルムシュタット戦での開始4分に相手選手へのファウルで一発退場を受けていた、ジョシュア・キミヒの対して予想通り2試合の出場停止処分を科す判断を下した。これにより週末に控えるボルシア・ドルトムント戦のみならず、その翌週に行われる1.FCハイデンハイム戦でも、トゥヘル監督はキミヒ不在で臨むことを余儀なくされる。ここでの期待感としては、代表戦参加中に足首を痛め離脱中の、レオン・ゴレツカの早期復帰ということになるだろう。本日の練習からは早速チーム練習にも参加するなど、このまま順調な回復を見せることができれば、コンラッド・ライマーと共にダブルボランチの一角を形成してドイツ頂上決戦へと臨むはずだ。それ以外のオプションは古巣戦となるラファエル・ゲレイロ。
 

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