2023/10/31

ドイツ連盟:ドルトムントvsフランクフルト戦で2つの誤審を確認

©️IMAGO/HMB-Media

 ドイツサッカー連盟は週末に行われたアイントラハト・フランクフルトvsボルシア・ドルトムント戦において、2つの誤診があったことを同連盟審判員協会、ペーター・シッペルSDが解説をウェブサイトにて行った。特にその1つ目のシーンとなった、前半8分のマリウス・ヴォルフがVAR介入の末にハンドを取られた場面については、試合後にマッツ・フメルスが「あんまりだ。もうハンドのルール自体を見直すべきだ!」と苛立ちを募らせていたほど。

 そして今回、改めてシッペルSDは「腕が体から遠く離れたという点ではペナルティが科せられるポイントにはなるものです」としながらも、「しかし今回の場合については意図的に体を大きくしようとしているのではなく、あくまで自然な一連の動きの流れの中で起こったもの。また故意、もしくは過失のある行為ではない」と説明。そのため「ハンドとして罰せられるべきではない」と結論づけている。

 2つ目の場面については、途中出場のGKアレクサンダー・マイヤーが、ペナルティエリア内にて相手FW、オマル・マーモウシュに仕掛けていった場面について、主審はこれを流す判断を下しさらに、VAR介入によって映像を確認したものの判断を誇示。「しかしここでは本来、ペナルティが正しい判断でしたね。映像ではマイヤーがマーモウシュに対して、ファウルを行なっている様子が確認されますから」と指摘した。

ドルトムント、コーベル離脱の可能性も

 結局は両チームともに痛み分け、といったところだろうが、ただそうもいかない可能性があるのが、グレゴール・コーベルである。味方DFニコ・シュロッターベックの肘を顔面にうけたスイス代表は、「ロッカールームでは笑顔もみせてはいたよ」と明かしつつも、あくまで「これから受ける精密検査によって、全てが明らかになるだろう」とも付け加えている。 

プレミアでも誤審騒動

 プレミアリーグでもこの日は誤審騒動に見舞われた。ただこれは少し珍しいケースだ。というのもボーンマスVSバーンリー戦にて、後半終了間際にバーンリーのジェイ・ロドリゲスが起死回生の同点弾を沈めたかにみえたものの、線審はオフサイドの判定。VARで確認したところまずはグリーンのOKサインがみられたが、角度を変えたところで赤に。その結果で取り消しとなっている。バーンリーのコンパニ監督は「まるでカジノ。赤か黒に全部ベットするようなもの」と呆れた表情を浮かべていた。

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