2023/11/17
ドイツ代表:フメルスやゴレツカら復調で、CBやMFの先発争い激化

©️IMAGO/Eibner
週末に行われたシュトゥットガルト戦にて腰に問題を抱えていたマッツ・フメルスが、後に自身のインスタグラムで「回復には3・4日かかる」と宣言していた通り、木曜日から再びチーム練習に参加。つまりは18日に控えるトルコ代表とのテストマッチからオプションということになる。ちなみにフメルスは前日まで個別調整を行なっており、ナーゲルスマン監督のCBコンビではリュディガーと共に優位にあるとみられ即座の起用もあるかもしれない。
ヨナタン・ター、右SBでもCBでもアピール満々
ここのところレバークーゼンのCBで活躍をみせ、再び代表に定着しつつあるヨナタン・ターについては、そのためCBのみならず守備的に構えがちは右SBでも先発のオプションという状況であり、そこではニクラス・ズーレと定位置争いを展開。これに両サイドでプレー可能な攻撃的なベンヤミン・ヘンリクスという布陣となっている。「クラブでうまくいってると自信にもなるし、それは好影響をもたらしてくれるもの。練習などでそれを裏付けていきたいね」と先発に意欲をみせるター。
CBのみならずMFの定位置争いも激化
同じく負傷を抱えながら合流していた、バイエルンのレオン・ゴレツカについても、すでに筋肉系の問題から早期に解放されているところ。ジョシュア・キミヒやイルカイ・ギュンドアン、そして9月に初招集を受け、10月の参加時にも好印象を残していた、32歳パスカル・グロースらも激しい先発争いを展開中。特にブライトンで長年プレミアリーグで活躍をみせたという自信もあるだろう。それでも「中盤では多くの選手がいるからね」とグロース。「それでもプレーできるようにベストを尽くすのみ。それでも出場できなくてもその選手はチームのサポートのために頑張らなくてはいけないものだ」と強調した。
ナーゲルスマン監督「3月は人数を減らす」
ちなみに今回の代表戦ではナーゲルスマン監督は、ターと同じくCBでもSBでもプレー可能なマリク・ティアウ、左サSBの攻撃的オプションのロビン・ゴセンス、シュトゥットガルトで成長著しいクリス・フューリヒ、そしてドルトムントの期待の若手フェリックス・ヌメチャが不在。25名での準備を進めているが、来夏のユーロはコロナ禍では27人とされていた26人から23人にまで減少。うち3人はGKでなくてはならないため、ナーゲルスマン監督は3月の大会にむけた最後の代表戦期間で「人数を減らす」と宣言。すでにサバイバルレースは佳境を迎えつつある。