2020/06/03

呪縛を解き放った鎌田大地、ヒュッター監督「非常に好影響を与える存在」


 週末に行われたVfLヴォルフスブルク戦にて、リーグ戦での未勝利を6でストップすることに成功した、アイントラハト・フランクフルト。「ひとまず、ほっと一息つづくことはできた。それは確かだよ。だがこれからも我々は、このようなパフォーマンスを継続して示していかなくてはならない。そうすれば、今回のブレーメン戦でも再び勝利するチャンスがあるだろう」と、アディ・ヒュッター監督はコメント。
 だが一方で自動降格圏内に沈むヴェルダー・ブレーメンとはいえ、「彼らは新たな自信を手にしているところだ。ここ3試合では失点を許していないというのは、紛れもない事実。そしてレオナルド・ビッテンコートが2得点を、いずれもペナルティエリア外から決めて見せている」と警鐘も鳴らす。そこでフランクフルトとしては「ボールを相手にもたせすぎてチャンスを与えないようにしないと。受け身のサッカーは我々の得意とするところではないんだ。我々は攻撃を仕掛ける良いタイミングを見極めていかないと。決して押せ押せというわけではないが、消極的に構えるようなことはしない」と、意気込みをみせた。
 そんな中フランクフルトでは現在、ある一人の選手が新たな点取屋として名乗りを挙げているところだ。これまでヨーロッパリーグでは6得点、ドイツ杯では2得点をマークしていたものの、ブンデスリーガでは無得点が続いていた鎌田大地が、フライブルク戦、そしてヴォルフスブルク戦にて、いずれも貴重なゴールをそれぞれ決めており、チームの再浮上のきっかけに大きく貢献している。「これまでの試合においても、大地は不運に見舞われたところが、ずいぶんとあった。彼のことを思うと私は非常に嬉しいし、実際に彼はそれにふさわしいものを見せている。我々のオフェンスにおいて、彼は非常に好影響をもたらしてくれているよ」と、賛辞を贈っている。
 その一方でアイントラハト・フランクフルトは、ジェルソン・フェルナンデスがふくらはぎの腱を損傷したことを発表した。33才の元スイス代表MFは、すでに今季いっぱいで現役生活からピリオドを打つことを発表しており、そのため先週土曜の出場がアイントラハト・フランクフルトのユニフォームでの最後の試合となる可能性もあるだろう。さらにこの試合では、その試合で退場処分を受けたルーカス・トロも出場停止のため欠場となった。
 

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