2021/03/08
鎌田大地とトゥータは、ライプツィヒ戦に間に合う?
週末に行われたブンデスリーガ第24節VfBシュトゥットガルト戦では、アイントラハト・フランクフルトは鎌田大地を腰痛のため、そしてトゥータを臀部痛のために、それぞれ不在という中で臨むことを余儀なくされたが、果たして次節に控える強豪RBライプツィヒとの大一番までに復調を果たすことができるのだろうか?
今回の試合でヒュッター監督は鎌田の代役にバルコクを配置するのではなく、初めてシルバとヨヴィッチによる2トップを採用した。「ルカとアンドレを一緒にプレーさせたいと思っていた、実はバイエルン戦では彼らを起用するつもりだったんだ」とコメント。だがその試合ではシルバが腰痛のために欠場となり、逆に今回は鎌田の腰痛をきっかけとする形で2トップが実現することとなった。
しかしながら「決して全てが完璧だったとは言えない。特に前半ではそうだったね」と総括したヒュッター監督。同時に「批判的になりすぎてはいけない」と訴えており、基礎的部分の変更となれば決してスムーズに物事が運ぶことは難しく、左サイドのコスティッチは一本調子となり、右サイドのドゥルムは守備に追われ、トップ下ユネスは明らかにパートナーの不在を感じさせた。さらに「不必要なロストがあったね」と指揮官。加えて終盤で得たセットプレーのチャンスも活かしきれずにいる。
これからヒュッター監督は来週に控えるライプツィヒ戦に向けて、システムを本来のスタイルに戻すべきか、それともこれを教訓としてバイエルン戦と同様に採用を目指していくのか、その判断に迫られることになるだろう。とりわけダブルトップ下で成功を続けていただけに、この判断には賛否両論あるはずだ。ただそもそも鎌田大地はそれまでに回復を果たせるのか?このことについて、ヒュッター監督はトゥータと共に「ライプツィヒ戦では、また起用可能になるだろう」との見通しを明かした。
ヒンターエッガー「CLのプレッシャーではない」
なお今回の試合について、マルティン・ヒンターエッガーは、「予想通りに激しい試合で、多くの対人戦がみられた。シュトゥットガルトは本当にカウンターが上手く、それに素早く対応できたことはよかったね」とコメント。しかし自ら後半68分に決勝弾を決める絶好機を迎えるも、ゴールネットを揺らせなかった。
チーム全体でも決め手を欠いたが、これはCLへのプレッシャーか?「もちろんハッピーではない。先手を打てれば違うだろう。でも今日はこの状況をうまく受け止めて、相手にあまり隙をみせていなかったと思う。確かにそこまでオフェンスはスムーズではなかったかもしれないが、でも僕たちが上回っていたことは確かだ」と胸をはっている。