2021/09/20

就任から5分2敗も、新指揮官「フランクフルトは良い流れ」


 日曜日に行われた試合でもアイントラハト・フランクフルトは、引き分け以上の結果を手にすることができなかった。この日に行われたVfLヴォルフスブルク戦でも、公式戦5試合連続ドロー劇を演じたフランクフルト。ただ試合内容(シュート数5:14、支配率4割、対人戦勝率43%)を思えば、むしろ幸運な勝ち点1だったといえるものではあるだろう。
 また木曜夜に戦ったヨーロッパリーグGL初戦、フェネルバフチェ・イスタンブール戦からの疲労の色もみてとれたが、それでもオリヴァー・グラスナー監督はチームがみせたパフォーマンスについて「非常に良い闘争心をもった、良いパフォーマンスで、勝ち点に相応しいものだった」と満足感を強調。とりわけヴォルフスブルクを6.5km上回った、総走行距離に値について指摘した。
 確かにこと精力性という点については批判すべきポイントではないのかもしれないが、それでも相手FWウェクホルストのシュートがクロスバーに阻まれ、またロスタイムでオフサイドとなった場面についても、非常にギリギリの判断でありフランクフルトにツキがあったこともまた確かなこと。開始からヴォルフスブルクは十分に得点チャンスを手にしており、それは後半でも見受けられていたもの。
 それでもグラスナー監督は、改めて「我々は良い流れできていると思う」と説明。果たしてこの流れの行き着くところが、いったいどこになるのかは皆目見当もつかないが、ただ結果としてグラスナー/クレーシェ新体制での出だしは、決して満足のいくようなものではない特にドイツ杯初戦では、格下ヴァルトホフ・マンハイムを相手に初戦敗退という屈辱を味わうなど、いまだ公式戦7試合で2敗5分という状況に変わりはないのだ。
  

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