2022/01/15

フランクフルト:トラップとコスティッチがコロナ感染


 アイントラハト・フランクフルトはアウグスブルクとのアウェイ戦において、守護神ケヴィン・トラップと、大黒柱フィリプ・コスティッチを欠いて臨むことを余儀なくされた。金曜日のPCR検査の結果で、両選手とも「軽度の症状を伴う、境界線上の陽性」が確認されたとのこと。両選手ともに健康状態は良好だという。
 これに先だって行われたプレスカンファレンスでは、まだPCR検査の結果は出されておらず、当初は結論が出されなかったために、さらなる検査が必要になっていたとのこと。なお前節でフランクフルトは、2リードからの逆転負けという悔しい後半戦初戦を過ごしており、現在16位のアウグスブルク戦で巻き返しをはかりたいところ。
 トラップの代役には、若干20歳のディアント・ラマイが務めることに。特に昨夏にブンデス2部ハイデンハイムからバックアップGKとして獲得したことは、それまでプロ経験がない若者であること、そしてコロナと半月板損傷で1年以上出場から遠ざかっていたこと、レノウという経験ある選手を放出したことも含めて、意外な判断だった。それだけに伸びしろを感じてのことだったのだろう。
20歳のラマイがプロデビュー

 ただ若者の育成の場としてのバックアップという役割は、バイエルンのニューベルのように常にうまくいくとは限らない。そういった懐疑的な声に、今回はまさに応える絶好の機会到来といえるだろう。逆にいえば再びいつ訪れるかもわからない数少ないこのチャンスで、アピールをしなくてはいけないという重圧に耐えられるだけの、精神力もまた要求されることになる。
 一方でマルクス・クレーシェSDは、スカイとのインタビューの中で2024年まで契約を残すケヴィン・トラップについて、「フランクフルトで、そのキャリアを終えることになるだろう」とコメント。一時はパリ・サンジェルマンに渡るも復帰したドイツ代表が、「居心地よくここで過ごしているし、周囲からどれほどまでに評価されているかも知っている」ことを強調した。 
 

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