2022/01/16

グラスナー監督「長谷部誠は非常に評価が高い」


 後半戦初戦となったボルシア・ドルトムント戦では、長谷部誠は終盤からのみの出場にとどまった。それでもアイントラハト・フランクフルトのオリヴァー・グラスナー監督は、ブンデスリーガ現役最年長選手が持つ、その価値の高さについて強調する。
 ドルトムント戦にて先発から外れた理由、それはひとえにエルリング・ハーランドの存在によるものだった。そこで起用したヌディカ、ヒンターエッガー、そしてトゥータは無得点に押さえるなど「よく守った」と評したが、しかしながらチームとしては3失点。「それでは、うまくいったとは言えないよね」と言葉を続けている。
 そして今回のアウグスブルク戦では、再び長谷部が先発メンバーへと復帰する可能性があるようだ。「いいオプションが、いくつもあるよ」と喜びをみせた指揮官。どの守備陣形が最適であるかは見てのお楽しみではあるが、「誠は常に心構えにおいても、トレーニングにおいても、常にトップだ」と賛辞を送った。
 2位に3歳差となる、ブンデス現役最年長選手はいまもなお、フランクフルトにとって欠かすことのできない存在となっており、今季ブンデスリーガ、ドイツ杯、ヨーロッパリーグにて16試合に出場。うち12試合ではスターティングメンバーに名を連ねている。
 またフランクフルトでも古株の1人である元日本代表主将に対しては、グラスナー監督は厚い信頼を寄せており、クラブを取り巻く雰囲気などについて「ローデやチャンドラーらと同様、彼とは常に話をしている」とコメント。
 「選手としても人間としてもファンタスティック」と評した指揮官は、「完璧なプロ」として、今冬に第二子誕生に立ち会えるよう帰国の許可を与えていたものの、「隔離などを考慮してドイツに残り、12月30日の練習初日から加わっていた」と称賛。そういったところがまさに 「選手やコーチ全てから非常に高く評価されている」所だ。
 

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