2022/09/06

フランクフルト:魔法使い『鎌田&ゲッツェ』と、前線の快足軍団

 強豪RBライプツィヒを相手にアイントラハト・フランクフルトは、ホームに詰めかけた大観衆の前で4−0と見事な快勝劇を納めてみせた。試合後オリヴァー・グラスナー監督はこの日のパフォーマンスについて、「素晴らしい攻撃陣のパフォーマンスであり、生き生きとしていて創造性もあって、深い位置でのプレーも素晴らしく、またピッチにいた全ての選手が見事な規律をみせていた。」と総括。「試合開始から試合終了まで、非常にいいチームパフォーマンスを見せていたよ。今回の勝利は本当に嬉しさを感じるね」と言葉を続けている。「私たちは全員がそれぞれ、自分たちの仕事をしなくてはならないものなのだ。そうすることで成功を収められるというもの、もし少しでもエゴがでてきしてまうなら、それだけ問題を抱えることになるんだ」

 ただ敢えて選手の名前をあげることなくチームパフォーマンスを強調するとしても、ボールをもった芸術家マリオ・ゲッツェと鎌田大地が、魔法がかったプレーをみせたことを指摘することは、決して他の選手に不快を与えるものではないはずだ。テクニック面での繊細さ、そしてプレーにおけるインテリジェンスを兼ね備えた2人の中で、特にゲッツェはこの日チーム最多のタッチ数(79)と総走行距離(11.5km)を記録。また鎌田大地も今季はすでに3得点をマークするなど、『Mr.ヨーロッパリーグ』を返上し、ドイツ国内でも得点への脅威をみせているところだ(鎌田のブンデス最多は5得点)。

 ランダル・コロ・ムアニは「彼らと一緒にプレーできるのは、FW冥利につきるというものだ」と述べ、とりわけその「パスのタイミング」を称賛。さらにクリストファー・レンツは「彼らは落ち着きをもたらしてくれるんだ。プレッシャーがかかる中でボールをもったとしても、常に近くに彼らはいてくれるしパスができる状態にある。そして彼らの場合プレッシャーにさらされても、1・2回方向転換するだけでまた、広いスペースを利用できる状態にもっていってしまうんだ。それを本当びっくりするくらいうまくやってのけるんだよ」と賛辞をおくる。

 さらにマルクス・クレーシェSDは「マリオと大地は経験、そしてクオリティを兼ね備えている選手であり、ただそれと同時にうちには前線にスピード、アジリティをもった選手たちが控えているというのもある」と指摘。前出のランダル・コロ・ムアニをはじめ、イェスパー・リンドストロムやアンスガー・クナウフといった選手たちが、このプレーメイキングの中にダイナミズムをもたらしており、今回のパフォーマンスを今後にもみせてくれることをチームに期待。ただグラスナー監督は少しこの流れにブレーキをかけており、「選手は機械ではないので、ボタン1つでそのパフォーマンスを発揮できるというものではないんだ。相手選手の影響もあるのだから」と慎重な姿勢をみせた。

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