2022/10/10

フランクフルトが露呈した悪癖、グラスナー監督「責任は100%私にある」

©️IMAGO/Jan Huebner

 先日に行われたチャンピオンズリーグGL第3戦、トッテナム・ホットスパー戦での痛み分け後に、主将のセバスチャン・ローデが最下位のVfLボーフム戦を前に「相手に立ち直らせるためのきっかけとなってはいけない」と警鐘を鳴らしたのには、十分な理由がある。まず1つはこれまでアイントラハト・フランクフルトは、最近8度のリーグ戦最下位との対決でわずか2勝しかおさめていないということ。そしてもう1つはリーグ戦よりも欧州リーグの方に重点を置くとの声もしばしば耳にされるということだ。

 実際に昨シーズンでは見事ヨーロッパリーグ優勝を果たした一方で、リーグ戦での順位表は11位と期待値を大きく下回るものであり、無論グラスナー監督ら首脳陣がリーグ戦を軽視しているとはいえないが、ただ長谷部誠の休養は致し方ないにしても、代わりの選手を配置できずにシステムを変更し、加えて5人もの先発選手を入れ替えたことは、選手たちに次のトッテナム戦の方が、よほど重要だという潜在意識を植え付けてしまったことだろう。当然過密日程で先を見据えた入れ替えは避けようのないものだが、その意図を選手たちに汲み取られてしまうのはいただけない。

 この日にみせたパフォーマンスは、クレーシェSDが「何もかもがうまくいかなかった」と振り返り、「デュエルに臨む姿勢やタフネス、サッカー面でのテクニック部分に至るまで、我々はまったくうまくいかなかった。あんなパフォーマンスは決して許されるものではない」と述べているように、例えばこの日の総走行距離は2019年5月以来最低となる、107.4kmしかできていないのである。もはや頭の中はロンドンに向かっていたのだろう。

 これは関係者全員が”最下位ボーフム”を過小評価した結果だ。さらにこの結果により、次のトッテナム戦では結果を出さなくてはいけないプレッシャーが増すことにもなる。「辛い敗戦だ。選手起用とシステムの変更の責任は100%私にある」とグラスナー監督。これを今後の教訓としていかなくてはならないが、まず4バックはもう棚の中にしまっておくべきではないだろうか。

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