2022/10/28
日本凱旋の長谷部誠「浦和とフランクフルトの対戦実現は大きな喜び」

©️IMAGO/Kessler-Sportfotografie
2022年最終戦となる1.FSVマインツ05戦の翌日、アイントラハト・フランクフルトは、およそ1週間のジャパンツアーへと向かう。そこでの注目はなんといってもやはり、レジェンドの長谷部誠だ。
チャンピオンズリーグGL第5戦オリンピック・マルセイユ戦にて勝利をおさめたその翌日、アイントラハト・フランクフルトと日本政府観光局のキャンペーンに向けて、プレスカンファレンスを実施。そこには日本のメディアを含む、多くのプレスが詰め掛けていた。
11月14日の月曜日に一路東京へと飛び、まずは11月16日に長谷部誠の古巣である、ギド・ブッフヴァルト監督時代の天皇杯優勝はじめ、数々のタイトル獲得してきた、浦和レッドダイヤモンズとのテストマッチを実施。
その浦和レッズからまずはドイツ、VfLヴォルフスブルクに加入し、そこではブンデスリーガ優勝をも果たした元日本代表主将だが、それでも浦和レッズ、そしてアイントラハト・フランクフルトを、自身のキャリアにおける最重要拠点と位置付けているという。「現役期間中にこの2クラブが対戦することは大きな喜びです」
その一方で長谷部自身は現在、膝の靭帯を痛めているために、この戦いに出場できるかどうかはまだわからない。38歳のベテランは「目標はもちろん日本でプレーすることです」と明言。「リハビリや治療に励んでおり、日に日によくなってきていますが、ただまだ正確なことはいえません」
またフランクフルトのメディア・コミュニケーション担当のヤン・マルティン・シュトラスハイム氏は、アイントラハト・フランクフルトは「ブンデスリーガの一員として、国際的なマーケティングで重要な役割を果たしたいと思っている」と説明。今回のツアーには、ウーヴェ・バイン氏も帯同予定だ。
天皇杯とスーパーカップを制した浦和との威信をかけた一戦のあと、フランクフルトは一路大阪へと向かい、そこでオリヴァー・グラスナー監督率いるイレブンは11月19日に、今度は2度の優勝を誇るガンバ大阪と対戦。
両試合ともに開催前にはスタジアム周辺にて、ファンフェスティバルが開催されるほか、アイントラハト・フランクフルトは日本での公開練習や、サッカースクールの一貫として子供や若者向けのセッションも行う予定。
「日本文化に深く入っていく」ための機会にしたいと、シュトラスハイム氏はコメント。そのため寺院へ参拝に訪れたり、武術のイベントなども予定。また日本の食文化も楽しむ予定であり、実際に何を食べているのか。チーム内でよく聞かれます」と明かした長谷部は、「現地で少し見せられますね」と笑顔を見せた。特に「いろんな海鮮などですね」