2023/01/06

長谷部誠は40歳でもプレー? 「3月に決める」。

©️IMAGO:Kessler-Sportfotografie

 近年、優れたアスリートとして高く評価される選手の1人として、1月18日に39歳の誕生日を迎える、長谷部誠の名前をあげることができるだろう。この年齢になってもなお、これほどまでのレベルでプレーを続けることはこの上ない評価に値するものだ。「ここにきてもまだプレーできるなんて、自分でも思っていませんでしたね」と、ドバイでの初練習を終えた同選手はコメント。

 10月中旬より膝の内側側副靱帯損傷のために、年内はそのまま欠場となってしまったが、現在はすでに復調を果たしているところであり、早ければシャルケ戦から3バックの中央で本格復帰を果たす可能性があるだろう。「まずはピッチで自分のクオリティを発揮してから。それからですよ」と謙虚な姿勢を崩さない長谷部。ヤキッチやスモルチッチといったライバルたちの活躍を讃えつつ、「もちろん自分だってプレーしていきたい」と断言。それでも今季当初のように先発から外れることになっても動揺することもない。

 果たして今シーズンがキャリア最後のシーズンということになるのか。それともさらに1年間プレーしていくことになるのか。それはまだ自分自身で判断可能な心地よい状況に身を置けているという。「クラブからは明確なシグナルがありました。今のところは非常に調子がいいのですが、1月2月が実際にどうなっていくかはまだわかりません。あまり良い感覚が得られなくなれば、そのときはやめます。3月には決めますよ」と明かす。そして嬉しそうにこのクラブとの「信頼関係」「つながり」を強調した。「このようなものは決してお金で買えるようなものではありません。光栄です」

 ちなみにクラブとしての最年長出場記録を保持しているのは元GKウリ・シュタイン氏で、39歳と168日のこと。長谷部はリヒャルト・クレースが記録した38歳359日を早ければシャルケ戦で交わして2位に浮上する予定だ。なおブンデスリーガ通算では12位であり、元シャルケの首位クラウス・フィヒテル氏(43歳と183日)を交わすことは決して容易なことではない。

 仮にこの夏で引退を決意したとしても、フランクフルトは前回の延長時に「2023年まで選手としてさらに1年プレーしたのち、39歳を迎えてコーチを務めることになる」とプレスリリースにて2027年までのフォローアップ契約が含まれていることを説明。ドイツサッカー連盟のB+ライセンスも取得済みだ。

 ここまでのチーム全体の戦いぶりについて、長谷部は「前半では全体的に非常にうまくいったと思います。それでも失点は多すぎましたね。だから後ろの方はもっと安定させていかないといけません。前線では常に2・3点を取れるようなクオリティが備わっていますし、あとは後方が無得点におさえられるようなプレーができれば、かならず勝利につながります」とコメント。

 それと同時に、あまり積極的な目標は立てない考えをみせ、「数年前にはチャンピオンズリーグ出場が確実ともいわれながらも、その後にうまくいかなかったということがあります。だから今はあくまで、自分たちの仕事とシャルケ戦に集中していきます。謙虚な姿勢はもちつづけていかなくてはならないもの。ただその中でも夢は抱き続けます。」その信じる気持ちは実際に今年、これから39歳となる中でチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの舞台に立つという形で自ら体現してみせている。

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