2023/01/31
フランクフルト、「コスティッチの穴」埋めにフィリップ・マックス獲得へ

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昨夏限りでフィリプ・コスティッチが左サイドに残した穴埋めを、この半年ではなかなか埋めきれずにいるアイントラハト・フランクフルトだが、どうやら今冬の移籍市場最終日にドイツ代表経験をもつ左SB、フィリップ・マックスをオランダ1部PSVアイントホーフェンから迎え入れるようだ。まだ詳細についてはクリアになっていないものの、攻撃力に定評のある29才はまずはレンタルにて加入する見通し。
およそ2年半前に5年間過ごしたFCアウグスブルクからエールディビジに渡っていた同選手は、2020年11月にドイツ代表デビューを果たすなど3試合に出場した経験ももち、PSVでは移籍初年度からレギュラーとして活躍。前線に頻繁に顔を出して、全ての大会を通じ6得点、12アシストを記録。ただそれからはなかなかコンスタントにパフォーマンスを発揮できない日々が続いた。
kicker特派員のヤン・レアケス氏によると、その理由は先日にリヴァプールに移籍したコディ・ガクポが、マックスの前の左サイドでプレーしており、システムの変更からあまりオフェンス面で自由度がなかったことが理由として挙げられるという。そのため再起をかけるためフランクフルトに戦いの場を求めたことは理にかなったものだ。
フランクフルトでは3−4−2−1という攻撃的なサイドバックを配置するシステムを採用しており、またPSV時代に活躍した時の同僚マリオ・ゲッツェも在籍。そのためプレーへの慣れという点でもさほど時間を要することはないはずだ。ちなみにドイツの大衆紙ビルトによれば200万ユーロを下回る買い取りオプションも付随。
一方で本来はコスティッチの穴埋め役として期待されていたルカ・ペッレグリーニが入れかわる形で、レンタル元のユベントスに戻る可能性もあるが、月曜夜の時点ではまだそのことについては明らかにはなっていない。
また一部のメディアではアイントラハト・フランクフルトはセンターバックの補強をめざし、元マインツの主将で現在はスポルティング・リスボンに所属する、ジェリー・シン・ジュステの獲得の可能性について報じられているが、kickerが得た情報によれば同選手を今冬に獲得することはないようだ。