2023/03/10

フランクフルト痛恨!CLナポリ戦前にリンドストロムが足首を負傷

©︎IMAGO/Kessler-Sportfotografie

 アイントラハト・フランクフルトではこれからしばらくの間、イェスパー・リンドストロムを欠いてシーズンに臨むことを余儀なくされた。同選手はみぞれが降る中で行われた水曜日の練習中、足首の痛みを訴えて数分の治療を受けた後、そのままピッチを後にしていた。

 そしてフランクフルトがその日の夕方に発表した診断の結果では、足首の関節に損傷が確認されたと明かされており、これから「数週間」の離脱を余儀なくされるという。これはとりわけ土曜日のVfBシュトゥットガルト戦を経て、SSCナポリとのチャンピオンズリーグ16強セカンドレグを迎えることを踏まえ、しかも2点のビハインドを盛り返さなくてはならないことを考えても辛いタイミングだ。

 オリヴァー・グラスナー監督はどういった手腕をここでみせてくるか。ラファエル・ボレはリンドストロムとは全く異なるタイプの選手であり、前回シュトゥットガルト戦ではバイエルンが、CLでパヴァール欠場するその前哨戦としてスタニシッチを試したように、同じくフランクフルトもこのシュトゥットガルト戦で、CLを睨んだ選手起用を試す可能性はあるだろう。

フランクフルト、アウェイファン入場のために略式手続へ

 またフランクフルトはもう1つの難題に直面している。そのナポリとの決戦を前にしてイタリアの治安当局から、ファンの立ち入りを禁止する考えが示されたのだ。これは前回の初戦でイタリア人が暴行に遭い9人が拘束されるという事態が発生していたことなど、両クラブのファン同士によるヒートアップを考慮してのものであり、ただ逆転勝利の後押しが欲しいフランクフルトとしては、この撤回にむけて略式手続を進めているところ。レシュケ取締役は「困難さ」は承知の上で、それでもドイツ在住者全員を対象とした「欧州で滅多に見られないような措置」まで講じることに意を唱えることを強調した。

フランクフルト、アウェイファン入場のために略式手続へ

 緑の党の連邦議長であるアイントラハト・ファンのオミド・ヌリプール氏(47)は、キッカー誌へのゲスト寄稿として、「競争の大規模な歪曲」と批判。「私たちアイントラハト・ファンの間での驚きと落胆」と強調しつつ、イタリア政府に対してこの政令の撤回を要求している。「あるいはファンが負担したキャンセル費用の払い戻しや補償の問題解決をはからなくてはならない」

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