2023/03/17
CLナポリ戦は夜中まで騒動続くも、レシュケ氏「幸い負傷者はでなかった」

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CL16強ではアイントラハト・フランクフルトを相手に、2試合で通算5−0で勝利をおさめたSSCナポリ。クラブ史上初となるCL8強入りを果たし、またセリエAでは首位を独走チームに対して、メディアからの称賛の言葉が鳴り止まないことに驚く必要はないだろう。ルチアーノ・スパレッティ監督もこの状況を楽しんでおり、Amazonプライム・イタリアとのインタビューで「素晴らしい結果を再び得られた。ファンとともに楽しみ祝うことができているよ」と喜びのコメント。ただそれと同時に「重要なことは今後の課題に対しても、引き続き同じ姿勢で臨んでいくということだ。特に今日の試合では出だしで存在感を出せていなかったよ。ただその後は仕掛けていき、相手に隙もみせたが冷静さを保てていたがね」と言葉を続けている。だからこそマンチェスター・シティのグアルディオラ監督が「現在の欧州で最高のチーム」との賛辞が送られたとしても、指揮官にとっては「特にそれで誇らしく思うわけでもないし、何も感じることはない。そういう心理戦は誰もが相手にプレッシャーを移動させたいと思うもので、そういうものは私もよく知っているよ。9億ユーロを使える彼らに付き合う必要などないさ」と語った。
ナポリファン、フランクフルトの宿泊地襲撃計画も
ただナポリの急進的なファンたちは冷静さを保つことはできなかったようだ。試合前にも市街地で激しい暴動への対応に追われた地元警察は、その日の夜遅くまで警備に追われており、夜中11時半ころにはおよそ100人のフーリガンがフランクフルトのチームホテルとその近隣のホテル(ジャーナリストやフランクフルトのウルトラスが滞在)を襲撃しようとしていたという。事実バルコニーから撮影された映像には大量の火器類の発射が確認でき、ただ警察が無事に沈静化をはかれたことで「チームとスタッフは午前1時前の無事にチームホテルに横着した」とレシュケ取締役はコメント。それ以上の暴動は避けられたようで、ただフランクフルトのサポーター3人が夜間に拘束されるという事態が発生していたようだ。「ナポリ側の逮捕者の数は不明だ。少なくとも200人のウルトラスは市内の騒動で入場を許されなかったらしい」とレシュケ氏。「怪我人がでなかったことが警察から確認できただけでも何よりだよ」と安堵の表情も浮かべている。「午後の騒動はナポリ側から発生したものだと確認ができたが、その後の展開の言い訳になるわけではない。このことを我々としては非常に遺憾に思っているよ」
アレックス・マイアーがU16の監督に就任
アレックス・マイアーがU16の監督を務めることが明らかとなった。かつてブンデス得点王に輝くなど、アイントラハト・フランクフルトファンからは「サッカーの神」との愛称で愛されてきた同氏は、2020年より指導者としてのキャリアをスタートさせており、今シーズンはセカンドチームのアシスタントコーチを務めているところ。そのため今回のは自身にとっては初となる、監督就任ということになる。