2023/03/21

長谷部誠が契約延長、30歳で加入したフランクフルトで10年目に突入

©︎Eintracht Frankfurt

 「長谷部誠の”終わりなき旅”はまだまだ続く。」アイントラハト・フランクフルト日本語公式ツイッターは40歳を迎える2023/24シーズンに向けた契約延長をそのように 伝えた。ドイツ時間の午前5時24分という非常に早い時間帯でのプレスリリースとなった理由は、その会見会場が日本の東京であったということであり、クラブ公式によれば2027までのフォローアップ契約とともに、選手としての契約期間は2024年まで更新がなされていると掲載。30歳となった2014年に袖を通したアイントラハト・フランクフルトのユニフォームを、つまりは10年間着続けプレースということだ。

 「この特別な機会にふさわしい」場所として東京での会見に自ら臨んだ、アイントラハト・フランクフルトのマルクス・クレーシェSDは「彼は契約延長を自ら判断することができる唯一の選手。そこでこのたびこのような判断を下してくれ、さらに1年間選手として共にプレーし続けてくれることを嬉しく思っている。彼のその姿勢、規律面、なによりサッカー面におけるそのクオリティは、我々チームにとって絶対的模範選手であるだけでなくチームのサッカーに潤いをもたらしくれる存在にもなっている。また40歳となる彼はブンデスリーガにおける偉大な選手であると同時に国境を越え、アイントラハト・フランクフルトとドイツサッカーのアンバサダーでもあるのだ」と、その特別さを改めて強調している。

 長谷部誠は現在ブンデスリーガのフィールドプレーヤーとして、歴代10番目の年長選手としてプレーしており、今回の延長によってアイントラハト・フランクフルト史上最年長記録も開幕戦で出場する時点で更新となる。そして今回の延長にもみてとれるようにその可能性は決して低いものではないはずだ。先日ナポリに敗戦するまでCL、ドイツ杯でも戦ってきた今シーズン、長谷部はリーグ戦で10試合に出場しうち8試合で先発出場。そのなかでキッカー採点平均3.06と好調なシーズンをキープし続けている。「さらにもう1年、この再興レベルでのサッカーをアイントラハトでできる可能性を持てた、それを非常に嬉しく思います」と語った長谷部は、「40歳という年齢でこのような大きなクラブの一員であるということ、それは本当に特別なことですし、これからも責任を持ち続けて若手の模範となり、この道を切り開いていければと思います」と言葉を続けた。「フランクフルトは僕にとってのホームであり、僕自身のクラブでもある。だから引退後もこのクラブの一員であり続けられるということは、いまからとても楽しみにしているところです」

 

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