2023/04/02
フランクフルト:グラスナー監督の去就に「デッドラインは設けていない」

©︎IMAGO/Jan Huebner
アイントラハト・フランクフルトとオリヴァー・グラスナー監督との契約期間は来シーズンいっぱいまでとなっており、現時点ではまだ契約延長に応じる姿勢はみせていない。ただこのままであっても来シーズンも引き続き指揮をとる可能性を、マルクス・クレーシェSDは否定することなく「なぜ、そうしない理由があるのだろう?」と、ドイツ国営放送のTV番組『Aktueller Sportstudio』で返答した。「特にプレッシャーがあるわけではないし、ファイナルイヤーに入るのも問題ではない。ただそれを目指しているわけでもない。我々の目標は共に長く一緒にいることだ」
ただしグラスナー監督の下でアイントラハト・フランクフルトはここのところ、競技面における低迷が続いているだけでなく皮肉めいた発言で注目を集めており、昨シーズンもヨーロッパリーグ優勝を果たしたとはいえリーグ戦では11位と低迷。こういった経緯からこの夏の退団の可能性も指摘されているところ。それでもクレーシェSDは笑顔で「我々には常に交流があり、楽しく仕事をしている」と述べ、「これまでの1年半の協力関係はとてもうまくいっているし、これからどうなっていくか見守っていくことになるよ」と語った。
その一方でフランクフルトでは競技面以外にも、ホルツァー相談役会会長とヘルマン取締役との対立構造に関する問題があり、そもそも「対立などとは全く思っていないよ。ここでは相談役会も役員会もみんなが仲良く仕事をしているからね」と述べ、現在はヘルマン氏が暫定的に務めているドイツサッカーリーグ機構への完全移籍の可能性が浮上中だが、これにも「アクセルは長年ここで取締役を務めており、生粋のアンイントラハト人。きっと残ってくれると思うよ」と期待感を示している。