2023/04/12
鎌田大地:6年在籍したフランクフルト退団が正式に発表

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既報通りアイントラハト・フランクフルトは、来季より鎌田大地を欠いてチーム作りを行うことが明らかとなった。これは火曜午後にクラブ側より正式に発表されたものであり、26歳の日本代表MFは今季いっぱいまでとなっていた契約を満了し、フリートランスファーにてクラブを後にすることになる。
「鎌田大地はアイントラハト・フランクフルトにおける数年間のうちに、ブンデスリーガにおける優れた選手の1人へと飛躍を果たし、昨シーズンのヨーロッパリーグ優勝をはじめとして、クラブにおける競技面での発展の一躍を担ってくれていた。我々は大地が今後もアイントラハト・フランクフルトに留まってくれることを希望していたのだが、しかしながらただ選手側の関心はそれに沿ったものではなかったんだ」と、マルクス・クレーシェ競技部門取締役はコメント。「我々は大地のこれまでのアイントラハトへの貢献に感謝するとともに、今後の多幸を切に願う」とエールを送った。
ただ現時点においてはまだ、鎌田大地がどこへと向かうかについては不明のままだ。2017年にサガン鳥栖からアイントラハト・フランクフルトへと加入し、2018/19シーズンにはベルギー1部シントトロイデンへと武者修行に行っていたオフェンシブプレーヤーは、それから復帰を果たすとブンデスリーガにおいてもブレイクに成功。
今季は年明けより他の同僚と同様に調子は落ち込んでいるが、これまでブンデス通算120試合に出場して18得点、30アシスト、キッカー採点平均3.62をマーク。ヨーロッパリーグでは23試合に出場して11得点3アシスト、キッカー採点平均3.05。チャンピオンズリーグでは8試合に出場して3得点、キッカー採点平均3.19。2018年にはドイツ杯優勝も果たしていた。
そんな同選手がフリートランスファーにて移籍するという事実は、財務的観点からクラブとって痛手であることに代わりはない。特に同じくこの夏までの契約を締結するエヴァン・ヌディカに関しても、鎌田大地と同様にこの夏をもって契約満了を迎えると見られており、攻守両面における主力選手を無償で手放すことになる。