2023/07/25
コロ・ムアニらCF模索続くマンU、駒不足からサンチョが緊急起用

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マンチェスター・ユナイテッドはアンソニー・エランガをノッティンガム・フォレストに売却、報道によれば移籍金およそ1700万ユーロを残し、スウェーデンユース代表として12試合に出場しているストライカーは5年契約でクラブを後にした。これまで55試合に出場してきたマンUでは2026年までの契約を結んでいたものの、昨季16試合中わずか5試合で先発だった同選手は「僕のキャリアアップのために理想的な場所だ」とコメント。さらにアンソニー・マルシャルも5月に痛めた大腿の負傷も相まったこともあり、いまマンUではジェイドン・サンチョが不慣れなセンターフォワードでプレーしている。
この夏にマンチェスター・ユナイテッドではすでにMFメイソン・マウント(チェルシー)とGKアンドレ・オナナ(インテル)を獲得してはいるが、ただテン・ハフ監督が求めるアタッカーの確保はまだ先の話の様子。「好き勝手に理想をいえば、もうすでにその選手はここにいてもらいたいんだがね」と指揮官。「確かなことはそれにむけて全力を尽くしているということ。進展はみられているが現状が見ての通りだ。発表出来次第すぐにお知らせする」と、米国遠征の最中に語った。その言葉が指す「その選手」とはいったい誰なのか?候補として浮上しているのは、アタランタ・ベルガモに所属するラスムス・ホイルンドだ。
ただ所属するアタランタ側は8000〜9000万ユーロを求める一方、1年前にシュトゥルム・グラーツから加入して、セリエA移籍初年度に9得点4アシストを記録した20歳のデンマーク人獲得に向けては、『ガーディアン』紙や他のイギリスメディアが報じているように7000万ユーロ以上の用意はマンU側にはないようで、選手側は移籍を否定的にはみていないようだが、これほどの考えに隔たりがあるとなると実現には疑問が残る。ハリー・ケインもオーナーが延長しなければ売却を要望したことで加熱をみせてはいるが、マンUでも再燃するか?それともフランクフルトの若きフランス代表FW、ランダル・コロ・ムアニ?いずれにしてもまだしばらくは、サンチョがその任務を務めることはないだろう。
フランクフルトのアッヘ、カイザースラウテルンに移籍
その一方でフランクフルトでは既報通り、ラグナー・アッヘが再びブンデス2部へと移籍。ただし前回レンタルだったフュルトとは異なり、今回は完全移籍での加入となっている。ビルト紙によれば移籍金額は100万ユーロ強。ヘンゲン強化担当は「是が非でも加えたかったストライカー。非常にフィジカルかつダイナミックなプレースタイルで、オフェンス全体を高めてくれるだろう。彼自身ここで次のステップに踏み出せると思うし、早くチームに溶け込んでほしい」と期待。特にテレンス・ボイド不在では平均得点0.77という依存度の低減が求められるところ。東京五輪にも参加した元ドイツユース代表FWは「昨季にここで経験した雰囲気や迫力は素晴らしいもので、この伝統あるクラブでプレーできることを嬉しく思っている」と意気込みをみせた。