鎌田大地のＡＣミラン入りの夢を打ち砕く？チュクウェゼが５年契約で加入

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　スクデット奪還プロジェクトに向けチーム強化をはかるＡＣミランは木曜、スペイン１部ビジャレアルからサムエル・チュクウェゼ獲得を発表した。これまですでにクリスティアン・プリシッチやノア・オカフォーといったスプリンタータイプのアタッカーを獲得してきたロッソネリは、今回ナイジェリア人ＦＷの獲得のため約２０００万ユーロを投入。選手とは５年契約を締結し、背番号はイブラヒモビッチやピルロも身につけた２１。

　これまでラ・リーガ通算１５５試合に出場し２１得点、１８アシストをマークしてきた同選手は、さらにチャンピオンズリーグ９試合で２得点、ヨーロッパリーグ２０試合で２得点、５アシストを記録。特にバイエルン戦で後半８８分に決めたゴールは、バイエルンを敗退に追い込む決定的なゴールとなった。そんな同選手にはサウジからの誘いもあったものの翻意させるには至らず、ピオリ監督は昨季よりもさらにカウンターの機会で凄みを増す布陣を形成することに成功している。

　逆にそのコンセプトにマッチしていなかったのが、鎌田大地だったのだろう。複数のイタリアメディアの報道によれば、今回のチュクウェゼ獲得が、鎌田大地のＡＣミラン移籍の夢を完全に打ち砕く一手になるという。昨夏にフランクフルトとの契約を満了した日本代表ＭＦは、一時その新天地の有力候補としてＡＣミランが挙げられていたが、現在はアトレティコ・マドリーやラツィオ・ローマなどの名前が浮上。現在も模索する日々が続いている。