2023/08/04

ウィリアン・パチョ、18歳年上の長谷部誠は「とんでもない人」

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 ウィリアン・パチョは本来ならば2年前にも、すでにブンデスリーガでプレーする可能性があった。当時エクアドルでプレーしていたティーンエイジャーには既に欧州からの熱視線が送られ、なかでもグラードバッハが獲得に動いたものの金銭面で折り合いがつかず破談。最終的に2022年1月にベルギー1部ロイヤル・アントワープと契約する。

 だがこの中間ステップを踏んだことが、自身にとってはより良い結果となったと感じており、「人間面でも選手面でも成長することができたし、順応していくのに役立ったと思うね」とコメント。そして21歳となり「ブンデスでプレーするという夢を叶えた」同選手は、「ここでプレーできることをとても嬉しく思うよ」と喜びをみせた。

 無論フランクフルトにおいてもベルギーの時のような順風満帆なキャリアを歩んでいきたい。だがそれに向けてビッグマウスを口にするタイプではなく、決してシャイというわけではないがやや控えめなところがあり、ただピッチ上ではフィジカル面での強さが際立つ、視野の広さとビルドアップの良さもすでに垣間見せているところ。

 練習場では新しい同僚らと談笑し溶け込んでおり、特に「アントワープ時代にプレーしていたアウレリオ・ブタ」は強い味方だ。また長期的にCB陣を形成していくことになるロビン・コッホが負傷離脱中の中で、18歳年上の長谷部誠から多くのことを学んでいるところだという。

 「僕がここにきた初日の練習から、僕は彼にとても興味をもっていたんだ」というパチョは、「本当に模範的で、まさにお手本という存在だよ。いまだあれだけ体がフィットしてるなんて、もう信じられないね。僕の方からもぜひ学んでいきたいと思っている。あの年齢にして、あのレベルで、あれほどのプレーができるなんて、とんでもない人だよ」と語った。

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